2014年4月21日月曜日

脳パラ公演、千秋楽……

 まさかの、ちぃずスタメン落ち……。いや、ここで「まさかの」とか書いてる時点で、私は全然、今の状況を把握出来てなかったんだな、と思い知らされた。
 ちぃずの主な競合相手は、おかぱん&じーな。おかぱんは2ポジとも同じで、じーなのもう一つのポジは芽瑠。つまり、芽瑠が出演する場合、この三人の中の誰かが落ちることになる訳だから、現在の序列を考えると…………、あまりに悲しくて書きたくないが、確かに、ちぃずが落ちるのが自然な流れである。そんな簡単な理屈に気付かないほど、私は「ちぃずの千秋楽スタメン」を信じ切っていた。今までの記念公演では全てスタメンだったという実績を過信しすぎた結果、ちょっと考えれば分かるコトに気付かず、「青ガの初日にも入ってほしいなぁ」なんて呑気な日記を書いてた自分が、今はただひたすら恥ずかしい。
 何が辛いって、私は、おかぱんも、じーなも、決して嫌いではないということだ。ここで二人の悪口を散々書きなぐることが出来れば、ある程度は気持ちが発散出来ただろう。しかし、困ったことに、私はおかぱんのMARIAも(ちぃずMARIAとは比べるべくもないが)、じーなのソロも(なおぽんソロほどではないが)、それぞれに魅力があることを理解してしまっている。だからこそ、この二人がスタメンで出ることそのものに対して、不満は言えない。というか、言いたくない。相対評価で言わせてもらえば、私の中でのこの二人の評価は、ちぃずには遥かに及ばない。しかし、絶対評価で好きか嫌いかと言われたら、間違いなく二人とも「好き」な部類なのである。だから、ちぃずのことを想うあまり、この二人に対してネガティブな感情を抱いてしまうことは、それはそれで辛いのである。
 おそらく、それはちぃずも同じなのだろう。仲間だからこそ、「以前は序列で自分より下だったメンバー」が、自分を押しのけてスタメンで起用された事実に対して、ネガティブな感情をぶつけたくないのだと思う。実際、終了後に送られてきたモバメにも、スタメン落ちの悔しさは全く書かれていなかった。本当は、内心では悔しい想いに満ち溢れているだろうが、それを表に出すのはプロではない、というのが、彼女の矜持なのだろう。自分の怪我で休演した時はひたすら自己嫌悪の感情を吐露していた彼女が、仲間に負けてスタメン落ちした時には一切負の感情を表に出さない。千秋楽を終えて万感の想いに浸っている仲間やファンの気持ちに、水を差したくなかったのだろう。
 私はそんな彼女の不言実行の精神は好きだ。私の半分にも満たない年齢なのに、そこまで大人な対応が出来る彼女のことは、本当に尊敬している。だが、本当にそれでいいのだろうか? 一人で悔しさを抱え込むことが、本当に彼女のためになるのだろうか? ここは悔しさをぐぐたすやモバメにぶつけて、ファンに選挙での奮起を促すことが、むしろ「48Gの一員」としては正しい行動なのではないか? そういう「あざとい同情戦略」を選ばない彼女のことが好きなのも事実だが、しかし、戦略以前の問題として、その悔しい感情をどこかにぶつける場所が必要ではないのだろうか?(我々に見えないところで、家族や友達や恋人にぶつけることで、その気持ちを解消出来ているなら良いのだが……)
 そんな色々な想いが私の中に去来するが、いずれにせよ、彼女が「悔しさを表に出さないこと」を選んだのなら、我々ファンとしてはその「プロとしての心意気」を感じ取った上で、彼女の代わりに(という言い方もおこがましいとは思うが)その悔しさをこうして表に出しつつ、彼女の序列が少しでも上がるように、次の選挙に全力を注ぐことにしよう。こんな露骨なマネーゲーム戦略に飲み込まれることに対して納得出来ない気持ちもあるが、今はそれ以上に、彼女のために出来ることを頑張りたい、という気持ちの方が強いのだから、仕方ない。彼女のパフォーマンスを少しでも多く見る機会を作るための投資と割り切って、出来る限りの手段を使って、彼女のランクインに向けての努力を重ねていこうと思う。

 …………ということで、本題である感想を書く前に、ひたすら思ったことを書き殴っていたら、いつの間にやら随分と話がそれてしまったので、ここで一旦切ります。これから改めてDMM配信で千秋楽を見てから、ゆっくりと感想を書かせてもらおうかと。

2 件のコメント:

  1. こんばんは。

    梅本泉さんやHKT48に対する深い洞察と愛情あふれる,安武裕和さんのブログ記事を興味深く拝見いたしております。

    梅本泉さんは,自身のことを正当に評価できていないような気がします。

    以前,個別握手会のときに,「はるっぴも芽瑠ちゃんも好きやけど,僕のセンターはちぃずだけやけん。ちぃずのセンターが一番好きやけん。」と伝えたことがあります。

    そのとき,梅本さんは喜んでくれたのですが,そのあと,僕が「芽瑠ちゃんからセンターを奪ってやろうや!」と言ったときには,梅本さんは何も答えませんでした。

    もちろん,不用意な発言はするべきではないと思っただけなのかもしれませんが,「芽瑠ちゃんからセンターを奪う」という発想が梅本さんの中には無かったのかもしれないとも思います。

    梅本さんは,自身を過小評価しているのではないかと僕は感じています。

    もちろん,センターに立つことが全てだとは思いませんが,僕が「Partyが始まるよ」公演を見る際には,梅本さんのセンターを楽しみにしていましたし,梅本さんにはTeamHのセンターを目指す姿勢をしめして欲しいと思います。

    結果としてセンターに立てるかどうかは問題ではありません。

    僕は「前を向いている」梅本さんが好きなのですよ。

    怪我で休演せざるを得なかったときの彼女の想いが示しているように,梅本さんほど劇場公演を愛し,大切に思っているメンバーは48グループ全体を見てもそんなにはいないでしょう。


    運営の評価はさておき,梅本さん本人がもってしかるべき「自信」を持てるよう,「選抜総選挙」での健闘を祈りたいと思います。

    まぁ,僕はあくまでまりり推しですけどね…(笑)

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  2.  ありがとうございます。実は私、このブログを始める前から、Don Takeさんのブログはずっと読んでて、ブログ開設の際には参考にもさせてもらったので、今、こうしてコメントを頂けていることが、すごく嬉しいです。Don Takeさんがちぃずのことを「僕のセンター」と呼んで下さっていたことも知っていますし、ちぃずの臨時休演時のDon Takeさんのブログには、心の底から共感してました。
     ちなみに、私の中でのまりりは、彼女があるYに出て来始めた当初の頃(=私がちぃずの存在を知る前)は「二期の推しメンの最有力候補」でした。ついでに言うと、彼女の影響で小倉唯のこともちょっと好きになりつつあったりもします(もともと、私自身は二次元界隈の人間なので)。

     さて、ちぃずが自分のことを過小評価しているというのは、私も全く同意見です。それが彼女の「謙虚な姿勢」という美徳に繋がっている側面もありますが、それが「仲間を押しのけて前に出られない性格」と結びついてしまった結果が、ここ最近の序列の低下に繋がってしまっていると思うと、非常に歯痒いです。
     赤面症故にバラエティーで「やりきれない」ところとか、ぐぐたすでの投稿頻度もそれほど高くないところとか、彼女自身が改善すべき問題点もありますが、それ以上に、毎日DMMで彼女のパフォーマンスを楽しみにしていながら、彼女自身の序列を上げるように運営に働きかける行為(ぶっちゃけて言ってしまえば、「彼女のために金を使うという行為」)を惜しんでいた私のしみったれた根性が、彼女のスタメン転落を招いてしまったと思うと、本当に悔やまれてなりません。
     無論、それを言い出すと、他にももっと不遇な立場なメンバーがいるのも事実ですし、じーなやおかぱんのように、初期の頃にもっと冷遇されていたファンの人達には「贅沢言うな」と言われるかもしれませんが、それでもやっぱり、私は(アンダーでもいいから)劇場でセンターに立つちぃずが、もう一度見たいのです。だって、やっぱり、後列だと、あの身長では物理的に埋もれてしまいますから(苦笑)。

     そんな訳で、新Hでは、まりりともポジション争いのライバルになる可能性があるのが辛いところではありますが、どうかこれから先も、よろしくお願い致します。

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