2013年8月31日土曜日

ちぃずの仲間達1:田島芽瑠〜つんくも認めた未完の大器〜

 昨日までの妄想セットリスト記事が書いてて楽しくて、更に他の公演についても考えてみようかと思ったのだが、まずその前に、現在の研究生(K IV候補生)一人一人について、自分の中でもう一度整理する必要があるんじゃないか、ということで、あの企画は一旦中断して、彼女達に関する私の中でのイメージなどを語っていこうと思う。
 で、本来なら、ちぃずとの直接的な接点の多い団地パーティーの面々から語っていきたいところなのだが、やっぱり、現研究生を語る上では、まず芽瑠を取り上げるのが筋だろう。
 正直言って、ルックスは私の好みではないし、声というか、発声法もあまり好きではない(歌は上手いとは思うけど)。ただ、決してアンチという訳でもない。むしろ、今の彼女を取り巻く状況があまりにも不憫で、私の好みか否か以前の問題として、応援しなければいけないような気になる、というのが本音である。
 というのも、彼女はまだ研究生の身であり、年齢的にも若干13歳である。彼女自身、ダンスが下手だということは常々語っているし、本来ならば、劇場公演で地道にスキルアップして、実力を養っていくべき立場なのだ。しかし、初恋バタフライでの「研究生センター」という異例の大抜擢以降、彼女は常にメディア仕事の最前線に立たされ、劇場公演にはろくに参加出来ていない。結果として、Party公演に出続けている同期の面々と比べて、(知名度は飛躍的に上がっているものの)明らかにパフォーマンス力では水を開けられつつある。
 厳密なデータは見つからなかったが、たとえば前田敦子や松井珠理奈が「センター」としてデビューした当時は、まだそれほど外仕事が多かった訳でもなかったので、少なくとも最初の1年くらいは、それなりに頻繁に劇場公演に出演出来ていただろう(その間に、彼女達の基礎となるパフォーマンス力が養われていった筈である)。山本彩の場合は(既にAKBがトップグループになった後のデビューのため)比較的初期からメディア露出も多かったとは思うが、彼女はもともと芸能活動経験者であり(年齢的にも17歳)、最初から既に半ば完成された状態だったため、センターとしての資質を批判されることは殆どなかった。
 しかし、芽瑠はまだ明らかに「未完成」の状態である。モーニング娘。オーディションで最終選考まで残っていたことで、知名度だけはそれなりにあったが、歌もダンスも、まだまだ基礎を磨いていく段階であるし、きっちり鍛えれば伸びる逸材だと思っている(実際、つんくも彼女の「伸び代」に期待していた)。そんな彼女を、劇場デビューから僅か二ヶ月で、いきなり「HKT初のオリジナル曲のセンター」を任せて、劇場よりも外仕事を優先するルートに入れてしまうのは、むしろ彼女の才能の芽を摘む暴挙なのではないか、とすら思えてしまう。
 そして当然、この人事は一期生を応援し続けてきたファンから猛反発を喰らう。芽瑠自身も、おそらくそのことは十二分に分かっている。だからこそ、彼女の言動はいつも優等生的で、全く隙を感じさせない。少しでも不遜な態度を見せれば、一斉に大バッシングを喰らうことが分かっているからこそ、徹底して「謙虚な優等生」であり続けようとするのだろう。その姿勢はまさに「プロとしての覚悟」であり、その精神力があると見込まれたからこそ、センターに抜擢されたのだと思う。
 ただ、(これは、ちぃずにも言えることなのだが)あまり本音を語らないアイドルというのは、それはそれで一定の支持層があるものの、やはり、「人生を賭けて、この娘を応援したい」と思わせるには、どこかで「隙」を見せた方がいいと思う。はるっぴが、センターの座を奪われた後、悔しさや弱音を吐露したことで、今年の選挙での大躍進を成し遂げたのと同じ様に、芽瑠にもどこかで一度、本音を吐き出させる機会を作ってあげてほしい。正直、今の彼女の「頑張って笑おうとしている笑顔」を見ていても、同情する気分にはなるが、応援して支えていこう、という気にはなれない、という人が多いのではないかと思う。
 そして、今のままでは彼女が、本来ならば兒玉・宮脇を筆頭とする一期生達が背負うべきバッシングを肩代わりする「風除け」としての役割のまま、本来のポテンシャルを発揮する前に潰れてしまいそうで、あまりに不憫に思えてしまう。状況もタイプも全く異なるが、いずれ城の悲劇を繰り返すことになりそうな不安を感じているのは、私だけではないだろう。
 そんな彼女を精神的に支えられるとしたら、一体誰なのだろう? Hには指原がいるが、総選挙以降、東京仕事が増えつつある彼女に、二期生のメンタルサポートまで期待するのは厳しい。現在の研究生には、実質的な「まとめ役」としてのみなぞうがいるが、(これは私が勉強不足なだけかもしれないが)あまり芽瑠と絡んでいるイメージがなくて、頻繁に彼女と連絡を取り合うタイプではないように思える。
 そうなると、実はこの役割に最適なメンバーはちぃずなのではないか、というのが(贔屓目かもしれないが)私の認識である。芽瑠が公演に出る時は全体曲で横に並ぶことが多く、スカひらでも共演。そして、芽瑠不在時にはほぼ全ての曲で芽瑠のポジションにそのままちぃずが入ることが多いので、おそらく二人で一緒にレッスンを受けてきた機会も多いと思う。そのせいか仲は良いようで、芽瑠はちぃずのことを「お兄ちゃん」などと呼び、慕っている(最近は「梅」と呼ぶこともあるが)。
 この数ヶ月、芽瑠の外仕事が更に増えたことで、劇場で共演する機会も減りつつあるが、メールや電話で、頻繁にやりとりが出来ているのだろうか。出来ることなら、研究生公演の「表センター」と「裏センター」であるこの二人が、今後も影で互いに支え合って、共に博多の未来を背負い続けてくれることを、切に願いたい。

2013年8月30日金曜日

妄想セットリスト4:制服の芽

 HがS2ndやったんだから、K IVはS3rdやればいいじゃない、という安直な発想である。正直、初心者向けのPartyしか経験してないのに、いきなり最高難度と言われるS3rdに挑戦するのは無謀だとは思うが、それを言ったら、いきんりS2ndをやらされたHも大概だった訳で。とりあえず、多少は下手でも、汗水垂らして一生懸命頑張れば評価されます。それがSKE流だから。
 そんな訳で、今回も色々と無理があると思いつつ、メンバー配置を考えてみましょう。

「思い出以上」:今田、坂口、上野
 実はみなぞうって、珠理奈世代なんだよね(珠理奈とはまた違ったタイプの老け顔)。そんな訳で、同じ珠理奈世代のはるっぴがGDを引き継いだのと同様、ここは彼女がセンターを担当した上で、絵的に彼女と並べてサマになるりこぴがゆっこポジ。その上で、小柄なダンス名手としてのもきゅポジには、はるたんが妥当ではないかと。

「狼とプライド」:朝長、山田
 ここも最初は朝長・秋吉で考えてみたけど、この曲で重要なのは「声の可愛さ」だと思うので、その意味ではむしろ、まりりの方が適任なのではないかと。てか、いい加減にそろそろ、まりりを生かせるポジションを考える必要もあると思う(本来、もっと人気が出なければいけないポテンシャルの持ち主だし)。

「枯葉のステーション」:田島
 芽瑠は「第二の(第三の?)珠理奈」と言われてるけど、イメージ的にはむしろ玲奈なのですよ(私の中では)。まぁ、どっちにせよアクの強いタイプの歌声なので、オリジナルとは全然違うイメージの曲になるとは思うけどね。

「女の子の第六感」:後藤、岡田、谷、秋吉、冨吉
 楽曲的には普通の「かわいい曲」なのだが、それをクセのある面々に歌わせるのが原曲の面白さなので、ここは二期生の中でも特にアクの強い面々を揃えてみようかと。誰がセンターなのかよく分からない曲なので、その意味でも、こういった個性派のそれぞれの魅力を生かすには良いと思う。

「万華鏡」:岡本、梅本、草場、 渕上、駒田
 オリメンは、栄の「実力派お姉さん軍団」の曲だったので、Partyでも地味に良ポジを任されているこの5人で。とりあえず、DMTでの岡本・梅本ユニゾンパートが大好きなので、なおぽんがゆいみん、ちぃずがはーちゃんの所に入ってくれるのが、私の中では理想なんだけど、でも絵的にはやっぱり、ちぃずはにししパートになるのかな。

 ということで、妄想企画の第四弾だった訳だけど……、うーん、やっぱり、かなり無理があるな……。こういうハイレベルなセットリストに挑戦するなら、それこそ万華鏡のセンターあたりには実力派のドラフトメンバーを入れたりした方が面白いかもしれないけど、ただ、峯岸チーム4がドラフトには参加しないと言ってるから、多分、K IVが結成されても、同じ扱いなんだろうね、きっと(まぁ、その方が無難だけど)。

2013年8月29日木曜日

妄想セットリスト3:夢を死なせるわけにいかない

 ということで、妄想企画第三弾。一度もカバーされたことのないため不人気公演と言われる一方で、実は名曲揃いという声もある、なんとも評価の難しいセットリスト。全体曲の「森へ行こう」や「50%」など、かなり独特な雰囲気の(他のAKB曲には見られない)曲が多いので、それが好き嫌いをはっきり分ける原因だと思う。
 で、実はこれも新チーム4の候補公演なのではないか、という気もするのだけど(峯岸が経験者だし、旧4がひまわり1stだったからこそ、対比としても面白い)、そんなことは気にせず、とりあえず今回もユニットの人選を考えてみようと思う。

「Bye Bye Bye」:草場、谷、坂口
 歌詞の内容的に「大人組」の歌だと思うので、素直に最年長組を並べてみた(さすがに、まりりは外見的にアレなので除外)。悲しみを笑顔で表現するという意味でも、この三人は適任だと思う。担当としては、たかみな→まなみん、みぃちゃん→谷、こじはる→りこぴ、かな。

「初めてのジェリービーンズ」:田島、渕上、山田
 ちょっと変わった曲調だが、実は私は前田ユニット曲の中ではコレが一番好き。とりあえず、華やかさがウリの曲だと思うので、一番キラキラしたオーラを持ってる3人を選んでみた訳だけど(前田→芽瑠、宮澤→舞ちゃん、N→まりり)、うーん、揃いも揃って、ギターが似合わなさそう(苦笑)。と言っても、他に適任者も思いつかないので、衣装自体を替えてもらった方がいいかな。

「となりのバナナ」:朝長、冨吉
 最初は、朝長・秋吉で考えていたのだが(二人ともコンサートでは経験者だし)、この二人だと美桜が河西パート(年上パート)にならざるを得なくなる訳で、さすがにそれはちょっと無理があるだろう、ということで、「そこそこアホっぽくて、ちょっとだけお姉さんなキャラ」を考えてみた結果、冨吉に行き着いたのでありました。

「記憶のジレンマ」:岡本、梅本、岡田、神志那
 ミドルテンポでしっとりと聞かせる、本公演屈指の名曲。これも基本的には「大人の歌」なので、とりあえず高校生組の個性派を集めてみた。ポジション的には、まいまい→おかぱん、ゆったん→なおぽん、ノンティー→ちぃず、ゆこり→じーな、といったところかな(おかぱん・じーなは逆でもいいかも)。

「Confession」:今田、後藤、駒田、秋吉
 なぜ秋吉!? と思うだろうが、この娘は実は歌う時の声はかなり低い上に、性格的にもドSなので、あえて篠田パートを任せて、そのギャップを楽しみたい。他の3人は素直に声の圧力のありそうな面々ということで、オカロ→みなぞう、優子→Pちゃん、板野→Eちゃん、を選んでみました。

 うーん、無理矢理当てはめてはみたものの……、やっぱり、ちょっと無理があるかな。ひまわり組は旧AKの混合部隊であるため、いわゆる「表メンバー」である大人メンバーに合わせた楽曲が中心なので、中高生主体の今のHKTにやらせるのは、ちょっと無理があるっぽい。
 ただ、これまで「若くてフレッシュ」ばかりを売りにしてきたからこそ、あえて劇場公演では、それと真逆の側面を強調する楽曲を並べるのも、より幅広いファン層を手に入れるという意味で、それはそれで戦略的には面白いかもしれない。特に秋吉ちゃんは、美桜不在時には「バナナ→Confession」というギャップを見せつけることで、一気に株を上げそう。

2013年8月28日水曜日

妄想セットリスト2:ただいま恋愛中

 一昨日も書いた通り、人気公演なので、先に峯岸4に取られそうな気がするが、一応、K IVバージョンでやるなら、という前提で考えてみようと思う。
 この公演は昨日の「脳内パラダイス」とは真逆で、全体曲の中にはシングルカット曲が3曲もあり、更に「only today」という超絶神曲を擁しているものの、ユニット曲は純クレ以外はイマイチ人気がない(リクアワ2011では、その純クレも含めて全滅だった)。ただ、それぞれのユニット曲のカラーは割とはっきりしているので、人選を考えるのは結構楽しそう。ということで、私の中での各ユニットの妄想メンバーを書き並べていこうかと(昨日とは若干、メンバーが入れ替わってます)。

「7時12分の初恋」:朝長、秋吉、山田、渕上、岡田
 とりあえず、「小柄で可愛い娘」の中から、人気ベスト5を選べばこうなるかな、という人選。で、単純に人気順に並べると、前田ポジは美桜になってしまう訳だが……、まぁ、この曲は、声量が無くても、弱々しい歌い方でも許される曲だと思うので、彼女のソロが多くてもギリギリセーフではないかと。

「春が来るまで」:今田、神志那
 とりあえず、みちるポジ(歌唱力担当)がみなぞうで、まいまいポジ(ビジュアル担当)がじーな。二人とも、バラード向きの歌い方だと思うので、これは素直に似合いそう。ただ、みなぞうは次の純クレのアンダーにスライドさせたい気もするので、その時はまた後半組から誰かを抜擢する必要がある。

「純愛のクレッシェンド」:田島、岡本、梅本
 この公演の屈指の人気曲なので、やはり芽瑠はここに置かざるを得ないし、歌唱力・表現力が必要な曲なので、なおぽんも必須。ちぃずは完全に私の趣味だが、スカひらでもこじはるポジだった訳だから、声質的にここに入れるのは間違ってないと思う。で、芽瑠もスカひらの時と同様にたかみなポジで、なおぽんがみぃちゃんの所に入るのが妥当だろう。

「Faint」:谷、坂口、後藤
 正直、谷の使い方も非常に悩む訳だが……、声質が軽くても許される板野ポジを任せるのが一番妥当なのかな、と。その上で、基本的には「大人ムード」の曲なので、最年長りこぴと、団地妻いーちゃんを両脇に添えるのが、絵的には一番綺麗に収まりそう。

「帰郷」:駒田、冨吉、伊藤
 これはもともと、旧Aの地方出身組のための曲なので、素直にそのまま「県外組」の3人に任せるのが妥当だと思うし、絵的にも声質的にも、この三人って、意外に相性が良さそう。あと、歌唱力の高いらいらをここに置いておくことで、主力メンバーの休演時のユニットアンダーとしても使いやすい、というメリットもある。

 ということで、今回は一期生がみなぞう一人、という、これはこれでどうなのよ? と言いたくなるメンバーではあるのだが、全体のバランスは悪くないんじゃないかと。
 ちなみに、アンコール二曲目の「制服が邪魔をする」はA3rdからの引継曲(であると同時にメジャーデビュー後の2ndシングル曲)なので、ここはHKTのオリジナル曲に替えることになるかも。ただ、私の中ではコレは歴代シングルの中でもトップ5に入る名曲なので、出来ればそのままの方が嬉しいな(ちぃずの憂いを帯びた表情や、長身メンバー達の色気が生きそうだし)。

2013年8月27日火曜日

妄想セットリスト1:脳内パラダイス

 ということで、今日は私が「K IV 1st」のセットリストとして大本命だと考えている、K 3rd公選「脳内パラダイス」について考えてみようと思う。この公演は、ユニット曲はリクアワ常連曲がいくつもあるのに、全体曲は「草原の奇跡」以外あまり人気がないという、ちょっとアンバランスな構成で、しかも「草原の奇跡=旧K」のイメージが強すぎるせいか、今まで旧K以外で使われたことがない(各チームの最新公演以外でカバーされていないのは、コレとひまわり2ndのみ)。
 しかし、今の研究生達の中から16人選んで公演するなら、脳パラが一番ベストだと思う。その理由を、ユニット曲の人選を考えながら説明していこう。

「泣きながら微笑んで」:田島
 まず、これは格的に考えて芽瑠以外ありえない。芽瑠の歌唱力はやや過大評価されている気もするが、少なくとも優子と比べて遜色ないレベルではあるし、声質的にも、こういう歌い上げる曲は、むしろ芽瑠の方が合ってるんじゃないかとも思う(多分、全然違う印象の曲になるだろうけど)。

「MARIA」:岡本、山田、駒田 
 歌唱力的に考えて、HKT全体の中でゆったんパートを担当出来るのは、なおぽんしかいない。同様に、河西ポジはまりりが最適なのも異論はないと思う。で、梅ちゃんのところは、ちょっとザラついた声で成熟したイメージのPちゃんが上手くハマりそう。曲調もアニソンっぽいので、このアニメ好きトリオはきっと気に入るだろうし、三人のダンスのシンクロの息も合いそう。

「君はペガサス」:今田、梅田、坂口、渕上
 みなぞうは顔付が女性的ではあるが、身長・声質的にオカロ役は彼女しか出来ない。ちぃずは声域的には佐江ポジに置きたいのだが、身長的にどうしても違和感が拭えないので、Nポジで(なんとなく、青が似合いそうだし)。そして、佐江ポジはみなぞうと対にして絵面がしっくりくるのは(いーちゃんと迷ったけど)りこぴかな、と。野呂ポジは色々迷ったけど、舞ちゃんを生かせるのはココしかないかな、というのが私の見解(まぁ、彼女はHに入る可能性もあると思うけど)。

「ほねほねワルツ」:朝長、秋吉
 人気と運営の戦略の都合上、どうしても美桜はユニットセンターで使いたい。しかし、あの歌唱力でソロの多い曲はどう考えても無理。そこで彼女を生かす最良の選択肢がコレである。ゆるい曲調で、しかも全てユニゾンなので、秋吉ちゃんがガチで歌えば、声量の無さも補える(逆に、美桜の声が殆ど聞こえなくなる恐れもあるが……)。

「くるくるぱー」:冨吉、谷、岡田、後藤、安倍、深川
 バラエティ班の中でも特に人気の高い谷・岡田・後藤や、一期生のあべっこりー&まいこむを差し置いて、あえて私は冨吉をKKポジに置きたい。理由は、あの衣装とネギが一番似合うのはどう考えても冨吉であり、このクセの強いメンバーを統括するという意味でも、やはり冨吉が仕切った方が絵面が面白いからである。谷でもいいけど、彼女はセンターよりもフリーダムに暴れさせた方が持ち味が出そうな気がする。

 ということで、「曲のイメージ」に合うかどうかを優先してメンバーを選んだ結果、じーな、はるたん、ゆうたんといった面々が落ちてしまったことには色々と異論もあるだろうが、このセットリストなら、芽瑠美桜の持ち味も生かせるし、どの曲もそれなりに盛り上がりそうな人選になっていると思う。
 ただ、問題は休演時の代役である。曲順的に、芽瑠ポジは「MARIA」の3人以外は誰でも入れるのだが、逆に美桜休演時に代役に入れるのが(美桜不在時は芽瑠も不在の可能性が高いので)「MARIA」の3人しかいない。無論、この問題は研究生のユニットアンダーを認めれば解決するし、個人的にはそろそろ認める方向に転換して欲しいんだけどね(ゆかしのバージョンとか、見たいし)。
 そんな訳で、なんか色々考え始めたら楽しくなってきたので、明日はまた他の公演バージョンも考えてみようと思います。

2013年8月26日月曜日

K IVのセットリスト予想

 今回のドームツアーで「峯岸チーム4」が結成され、三銃士の正規メンバー入りが確定し、「てんとうむchu」が研究生ユニットである必要性が無くなったことで、芽瑠美桜を研究生身分に留めておく必要も無くなった。ということで、おそらくは秋頃までにK IVが結成されることになると思う訳だが、誰がそのメンバーになるのか、という大問題と同時に、どんなセットリストになるのか、という問題も興味深い。
 少なくとも、来年の8月までの新公演の予定(順番)が確定している以上、遅くとも今年中には始動するであろうK IVが、いきなりオリジナル公演ということはありえない(それ以前に、1stからいきなりオリジナルだったのはAとSDNのみなので、そもそも考えにくい)。そうなると、「既存公演のお下がり」か、もしくは「レジェンド(ウェイティング)形式」か、のどちらかになる訳だが、とりあえず、今回は前者のパターンで選曲されるとしたら、どの公演が選ばれるか、ということを考えてみよう。
 まず、現時点での各チームの公演内容は、以下の通り。

A:ウェイティング
K:ウェイティング
B:ウェイティング
本店研:B3rd
S:K6th
K II:B5th
E:ひまわり1st
栄研:A2nd
N:A3rd
M:B4th
B II:A2nd
難波研:K2nd
H:レジェンド
博多研:A1st

 そして、博多レジェンド公演の演目を見てみると、

1、HKT48:オリジナル(元歌はA1st)
2、君のことが好きやけん:オリジナル(元歌はCD曲)
3、ボーイフレンドの作り方:K4th
4、初恋バタフライ:CD曲
5、ガラスのI LOVE YOU:A2nd
6、制服レジスタンス:K6th
7、ハート形ウイルス:A5th
8、てもでもの涙:B3rd
9、天国野郎:B4th
10、制服のバンビ:CD曲
11、遠距離ポスター:CD曲
12、Two years later:B3rd
13、回遊魚のキャパシティ:K4th
14、シャムネコ:K4th
15、大声ダイヤモンド:A5th
16、未来の扉:A2nd
E1、会いたかった:A3rd
E2、お願いバレンティヌ:CD曲
E3、スキスキスキップ:CD曲
E4、白いシャツ:B3rd

 こうして見ると、他グループの公演とカブらず、なおかつ、博多レジェンドの楽曲とも被らない公演は、現公演であるA1stを除くと、以下の通りとなる(カブせてはいけない、というルールがある訳ではないが、一般的にはカブせないことが多い)。

A 4th「ただいま恋愛中」
A 6th「目撃者」
K 3rd「脳内パラダイス」
K 5th「逆上がり」
ひまわり 2nd「夢を死なせる訳にいかない」
S 2nd「手をつなぎなら」
S 3rd「制服の芽」
K II 3rd「ラムネの飲み方」
SDN 1st「誘惑のガーター」
チームサプライズ「重力シンパシー」

 このうち、さすがに中学生に誘惑のガーターをやらせることはないと思うので除外していいだろう。また、重力シンパシーについても、まだ未発表曲がある以上、現時点でカバーさせるとは考えにくい(そもそも、ユニット曲が多いので、劇場用にするには色々とアレンジの必要がある)。また、A 6thは「Pioneer」、K II 3rdは「お待たせSet list」という、元のチーム色の強すぎる曲が肝になっているので、敬遠される可能性が高そう。
 そんな中で、おそらく最も人気が高いのはA 4thだと思う。本店研究生によってカバーもされているし、先日のSKEの公演投票でも、SとEの2チームの候補に挙がっていた。だが、人気公演であるが故に、先に峯岸チーム4に取られそうな気がする(彼女自身も経験者だし)。
 一方、S 2ndも人気は高いが、さすがにHの後追いになってしまうので、可能性は低い。無論、あえて同じ演目でより高いクォリティを、という考えも無くは無いだろうが、今後、大型コンサートなどを開くことを考えると、なるべく曲のバリエーションを増やした方が良い。
 そうなると、残るはK 3rd、K5th、ひまわり 2nd、S 3rd、ということになるのだが……、個人的には、この中で最もK IVに合っているのは、K 3rdだと思う。比較的に古い公演であるにも拘らず、一度も他のチームがカバーしたことがない、おそらくは「不人気公演」なのだが、K IV公演を作るにあたって最大の難点となるであろう「あるメンバー」を生かす上で、最高のユニット曲が含まれているのである。
 ということで、明日は「K IV版・脳内パラダイス」という仮想(妄想)公演について考えてみたいと思う。

2013年8月25日日曜日

ちぃずの現時点での研究生内の序列

 現在の博多の研究生内において、圧倒的に推されているのが芽瑠と美桜であることには誰も異論がないと思うが、三番手以降の序列がどうなっているのか、と考えると、これがなかなか判断が難しい。
 公演内での扱いを考えると、Party最多出演で、最近はほぼ毎回センターのちぃずはかなり上位に位置していることになる筈なのだが、公演への参加率は「外仕事の量」と反比例することも多いのでので(実際、出演回数が最も少ないのは芽瑠と美桜)、あまり正確な指標とは言えない。
 では、外仕事を基準に測ろうとすると、それはそれで、バラエティへの出演や雑誌のグラビアなど、それぞれのメンバーごとに向き不向きがあるので、それらを一つの統一基準で測るのは難しい(また、年齢などの問題で、運営が推したくても活動範囲が制限される可能性もある)。
 そう考えると、一番序列がはっきりするのは、研究生が全員で出演する「特別公演」および「大型コンサート」における「ユニット曲への参加率」ではないかと思う。そこで、彼女達全員が参加した過去四回の公演&コンサート(一周年記念公演、HKT単独武道館、研究生武道館、ヤフオクドーム)におけるユニット参加の回数を数えてみようと思う。

4回:田島・朝長・秋吉・谷
3回:渕上・山田・岡田
2回:今田
1回:安倍・深川・上野・梅本・岡本・駒田・坂口

 こうして見ると、ちぃずは今、実質的に「9番手グループ」の中にいることになる。しかも、この「1回」組のうち、ちぃず&りこぴが選ばれたのは2ヶ月前の研究生武道館であるのに対して、残りの5人は佐藤支配人体制時代の一周年記念公演の時なので、現時点での運営推しという意味では、このグループの中ではやや上位に入っていると言えなくもない。

 ただ、もう一つの(おそらくより重要な)指標としての「CD選抜への参加率」を加味すると、(おそらくは総選挙速報での功績によって)なおぽんがメロンジュース選抜に入ったことで、その意味では彼女が一歩リードしていると言える。とりあえず、この指標については、メロンジュースのカップリング曲の参加者構成を見た上で、また改めて考えることにしよう。
 ちなみに、上記の「ユニットを貰えたメンバー」は合計15人なので、単純に考えるとここまでは「K IV確定組」のようにも見えるが、しかし、実際には「0回組」の中にも、最近にわかにテレビへの露出が増えつつあるいーちゃん、1stシングルではあまくち姫だったゆうたん、公演MCで圧倒的な存在感を発揮する冨吉など、まだまだ人材は抱負なので、誰一人として安堵は出来ない状態だと私は思う

2013年8月24日土曜日

「ちぃず」という呼称

 「はじめに」でも書いた通り、梅本泉の公式ニックネームは「ちぃず」である。これは、同期・同学年で身長163cmの後藤泉(いーちゃん)と区別するために「小さい方の泉」ということで付けられた名である。「ちいず」もしくは「チーズ」と書かれることもあるが、一応、公式サイトでは「ちぃず」表記なので、このブログでは原則としてこの表記を用いる。
 そして、これまでの彼女の発言を見る限り、本人はこのニックネームを結構気に入っているように見える。自己紹介のフレーズも「はい、チーズ(と言って写真を撮る素振り)」であるし、生誕祭で「いずみ」コールが起きた時も(それほど不満そうでもなかったが)「どうして『ちぃず』じゃなかったの?」と言っていた。私自身、これはなかなかセンスのある秀逸なネーミングだと思うし、何より呼びやすいのが良い(「あやきゃんまん」とか、あまりに不憫だった)。
 ただ、メンバーの間では、あまり「ちぃず」と呼ぶ人は少ないようで、基本的には「梅」「梅ちゃん」「梅たん」などと呼ばれることが多いらしい。確かに、「梅〜」で始まる人はそう呼ばれやすい傾向があるのだが、困ったことに、48グループ内には既に「梅」が飽和状態なのである。

・梅田彩佳(チームB)
・梅田綾乃(チーム4昇格内定)
・梅本まどか(チームE)
・梅原真子(チームB II)
※梅田悠(元SDN48)

 このうち、「梅ちゃん」は梅田彩佳と梅本まどかの、「梅たん」は梅田綾乃の公式ニックネームとなっている(梅原真子は「まこぽん」)。特に梅田綾乃は「うめだ」ではなく、「うめた」なので、「うめたん」の呼称は彼女に譲るのが筋だろう。そして、「梅本」がもう一人いる以上、「うめもっちゃん」という呼び名も紛らわしい。
 よって、下の名前で呼ぶのが妥当なのだが、上述の通り、同期にもう一人の「泉」がいる以上、そのまま呼ぶ訳にもいかない。というか、この「梅」さん達は、下の名前も他のメンバーと被る人が多いので、どうしても呼び名に窮する(ちなみに、元SDNの梅田悠は「はるか」と読む)。もっとも、これは250人以上のメンバーを抱える大所帯である以上、仕方のない話でもあるのだが。
 そして、実は彼女にはもう一つの呼称として「いちご」というアダ名もある。これは、主にじーな達が使っているのだが、彼女がいちご柄の服を着ることが多いことと、レッスン中に何度も鼻血を出していたことに由来するらしい(鼻血の隠語として「いちごジャム」と呼んでいたとか)。しかし、公演中は私服を着ている訳ではないから、ファンの視点では「いちご」のイメージは全くないし、何より「鼻血」を語源とするニックネームは、さすがにアイドルとして、どうかと思う。
 そんな訳で、やっぱり、このブログでは(彼女の意志を尊重して)「ちぃず」呼称を続けようと思う。もし、三期生に身長148cm未満の「第三の泉」が現れたら、その時はその時でまた考える、ということで。

2013年8月23日金曜日

ちぃずの魅力6:性格

 ちぃずの性格を語る上で、まず最初に挙げるべきキーワードは「体育会系」だと思う。実直で、勤勉で、謙虚で、先輩への敬意を忘れず、「自分に与えられた役割」への誇りと責任感が強い。そんな、良くも悪くも日本人らしい質実剛健な精神力こそが、彼女の9年間のバスケ経験の最大の賜物と言えよう。
 ただ、彼女のこの体育会系の精神は、諸刃の剣でもある。先輩達と接する時には、明らかに彼女は一定の「距離」を保っており、ぐぐたすでもチームHの面々とは殆ど絡みがなく、たまにレジェンド公演に出演しても、あまり発言出来ていない。このように、先輩達の間にズケズケと入っていけるだけの「図々しさ」が欠如していることこそが、今の彼女の人気が伸び悩んでいる最大の原因の一つではないかと思う。
 ただ、彼女は同期の間では「イケメン」と呼ばれるほどに人望が厚く、直接的な接点は少ないにも関わらず、本店研究生ともぐぐたす上では結構絡んでいるので、性格的にはむしろ社交的な方だと思う。そして、間もなくお披露目されるであろう3期生に対しても、「先輩として、色々と伝えていきたい」などと抱負を語っており、むしろ今後は、体育会系ならではの「面倒見の良い先輩」としての役割が期待出来るかもしれない。
 とはいえ、実際のところ、「メンバー同士の関係」については、我々は「表に出ている情報」から判断することしか出来ないので、我々に見えている彼女の「性格」が、どこまで彼女の実像なのかは分からない。特に彼女の場合、公演のトークでも、ぐぐたすでも、あまり自分の本心を曝け出すことなく、「元気なちぃず」を精一杯演じており、自分の今の立場や将来についての不安や葛藤などを語ることはない。おそらく、彼女の中では、それが「プロのアイドル」としての矜持なのだろうが、「未熟な10代の女の子を自分達の手で支えてあげたい」と考えるアイドルファンの心理的には、彼女がこういった性格だからこそ、「この娘は自分が支えなくても大丈夫」と思わせてしまっているのかもしれない。
 そんな彼女が唯一、自分の感情をストレートに吐露したのが、先月末の臨時休演の時である。メロンジュース選抜に研究生から7人が抜擢され、本店のドームツアーに随行することになったため、17人でほぼ毎日公演を守り続けなくなったその間、(もう一人の代理センターのじーながいるにも関わらず)ちぃずが「不動のセンター」として劇場を守り続けることになっていた。彼女はその責任を一身に背負い、「不人気公演」と揶揄されることの多い「めるみお不在のParty公演」の先頭に立ち、必死で牽引し続けた。
 しかし、その彼女自身が体調不良(怪我?)で休演を余儀なくされたことで(その日に出演予定がなかったライラも別件で参加出来なかったようで)、先月末の研究生公演は、博多研としては初の「15人公演」となってしまう。重役を任されていた自分がその責務を果たせなかったことに強い責任を感じた彼女は、ぐぐたすで初めて露骨なまでに自己嫌悪の感情を曝け出すという「脆さ」を露呈し、そして二日後に「一部出演」という形で現場に復帰した時には、初めて観客の前で、人目も憚らずに号泣した。
 おそらく、その涙には、自分自身の不甲斐なさへの嫌悪感、運営の信頼を失ってしまうことへの不安感、自分を暖かく迎えてくれたファン・メンバーへの感謝など、様々な気持ちが込められていたのだと思う。とはいえ、たった二日の休演で、ここまで感情を取り乱したメンバーなど、私は見たことがない。しかもそれが、日頃は自分の感情を表に出さない彼女だったからこそ、その涙のインパクトは非常に大きい。穿った見方をすれば、「涙」とはアイドルにとって最大の武器であり、その使い方一つでファンの心を大きく揺さぶることが出来るのだが、日頃、その涙を武器にすることがない彼女だからこそ、ここ一番で自然に流れてしまった涙の価値は、計り知れないほど大きい。
 そして実際、直後のメロンジュースの個別握手券販売において、彼女は久しぶりに「完売枠」を出すことに成功する。それが彼女の涙に心動かされた結果かどうかは分からないし、彼女の中で「ここで泣いておけば、ファンが増えるかも」という思惑が100%無かったとは誰にも言い切れないのであるが、いずれにせよ、それは「日頃、弱音を吐きたくても我慢し続けたこと」の積み重ねがもたらしたギャップ萌えであることは間違いない。そしてそれは、彼女がこれまでの人生で培ってきた「根性」の賜物と言っても良かろう。
 一方、彼女にはもう一つのギャップ萌え要素としての「ボーイッシュな外見とは対照的な、内面の乙女性」という側面もある。いちご柄が好きなことは昨日も書いたが、ぐぐたすの(下手だと酷評されている)自撮りにしても、少しでも可愛く映そうと努力している様子が垣間みれる。というか、「可愛くなろうとしているけど、なりきれない」というリアルな不器用さこそが、彼女の最大の魅力なのかもしれない。
 それが最も顕著に現れているのが、あるY・あん誰・バラエティー48に出演した時の「萌え台詞を言わされた時のガチ照れ」の様子である。彼女自身、自分が赤面証だと自覚しているようだが、本当に耳まで真っ赤にして身悶える姿は、日頃のちぃずとは似ても似つかない、リアルな「乙女」の姿である。これらの番組での台詞が、彼女自身が考えたものなのか、構成作家が書いた内容なのかは分からないが、たとえば先月のバラエティ48における「もっと綺麗になるけん」という台詞などは、自分自身の男性的な風貌にどこかコンプレックスを感じている彼女自身の心境を表現する言葉として実に的確であり、だからこそ、日頃表に出すことが少ない自分の中の「乙女性」を表現してしまうことに対しての「ガチ照れ」が発生したのだと思う。
 「男前のように見えて中身が乙女」という性格自体は、たかみな、オカロ、にししなどの「男前キャプテン」の系譜にも共通する傾向であるが(さや姉は微妙?)、彼女達は番組の企画などで「乙女性」を表現しろと言われれば、それはそれで「やりきる」ことが出来る。しかし、ちぃずはそこでやりきれない。やりきれずに赤面してガチ照れして、最後は何を言ってるのか分からなくなるレベルでテンパってしまう。その照れの様子がまさに「等身大の女子高生」そのものであり、その「バラエティにおける素人っぽさ」と、日頃の「プロのアイドルとしてのプライドをもって劇場公演に臨む姿」のギャップもまた、彼女を彩る魅力の一つだと私は思う(まぁ、ここまで言ってしまうと、贔屓の引き倒しかもしれないが)。
 とはいえ、上記の通り、これらはあくまで「ネットの画面を通じて得た情報からの推測」であり、実際のちぃずに会ったことも、話したこともない、在宅ニワカの妄想にすぎない訳だが、仮にこれらの「私の中でのちぃず像」が全て「虚像」であったとしても、それはそれで、そこまで私を騙せることが出来る彼女を褒め称えるべきであろう。というか、むしろ、これらの「不器用で実直なちぃず」が意図的な自己プロデュースの賜物であるとするならば、それはそれで、最終的には指原以上の大物に成り上がれる資質を秘めたモンスターなのではないか、という気もする。とはいえ、これ以上、色々な可能性を言い出してもキリがないので、今日のところはひとまずこの辺りで終わりにしておこう。

2013年8月22日木曜日

ちぃずの魅力5:外見

 ちぃずの外見に関して、ネット上で頻繁に指摘されているのは「自撮りが下手」と「DMMでは魅力が伝わらない」という点である。つまり、写真や映像よりも実物の方が魅力的、ということらしいのだが、残念ながら私は在宅ニワカなので、現場の人々が言うところの「本当のちぃずの魅力」を実感出来ていない、ということになる。
 実際、正直に言わせてもらえば、私自身も写真や映像での彼女を見る限り、外見に関してはそれほど突出した容貌の持ち主ではない、という印象しか持てない。少なくとも、顔の造形に関しては、村重・森保といった一線級の美少女達に対抗出来るほどではないということは私も認めざるを得ないし、もしかしたら、HKT全体の中でも平均よりは下なのかもしれない(ただし、上述の通り、これはあくまで写真や映像を通じての判断であり、実際の彼女を見れば、また認識が変わる可能性もある)。
 にも関わらず、私が200名以上の48Gの中から彼女を「1推し」に選んだ要因は、歌やダンスの魅力だけでなく、彼女の容姿に惹かれた側面があることもまた事実である。ショートカットで、 メンバーで最も小柄で、それでいて骨格自体は(骨太というほどではないが)それほど華奢でもない、まさに小学生男子のようなその風貌こそが、私にとってはストライクゾーンのど真ん中だったのである。
 私の推しメン遍歴として、基本的には「歌が上手いメンバー」が好きだということは前にも話したが、実はそれとは別に、佐江・たなみん・にししといった「ボーイッシュ系」というもう一つの推しメンの系譜がある(ずっとイチ推しだった増田有華にしても、若い頃は明らかに少年系の外見だった)。更に言ってしまえば、そもそも私は子供の頃から、男性アイドルにしても女性アイドルにしても、とにかく「中性的なタレント」に惹かれやすい性癖の持ち主だった。そんな私が(多少、画面写りが悪くても)ちぃずの外見に惹かれたのも、必然と言えば必然だったと言えよう。
 ちなみに、顔そのものは(髪型のせいもあるが)にししに似ているという人が多く、本店研究生の面々からは橋本ぴっかりんに似ているとも言われているらしいが、体型的に一番近いのは難波のりっぴーじゃないかと思う(ちなみに、彼女も私の中では比較的評価の高いメンの一人)。ただ、いずれにせよHKT内では「ボーイッシュ枠」が実質空席状態のままなので(3期生が入ってきたら、どうなるかは分からないが)、出来れば彼女には、今以上に「少年性」をキャラとして生かしていってほしいと思う。
 ただ、メンバーからは「イケメン」と言われることが多い一方で、彼女自身の中には「いちご」柄の服や小物を身につけるなど、かなり少女趣味な側面もあり、本人もイケメンキャラのまま進んで良いのかどうか、迷っているフシがある。そのアンビバレントな内面もまた彼女の魅力の一つでもあるのだが、これについてはまた明日。

2013年8月21日水曜日

ちぃずの魅力4:バラエティ

 ちぃずは、芽瑠不在時の公演での自己紹介MCにおいて「仕切り役」を担当することが多い。全体をまとめる時の彼女は、一生懸命声を張り上げる分、ややカミカミになることはあるが、基本的には「無難」に進行する。それは彼女自身の「お題トーク」の時も同様で、それほど大ウケも大シケもしない、ほどほどに無難な内容で終わらせていることが多く、大事故上等でぶっ込んでくることが多い研究生MCの中では、やや地味な印象である。
 しかし、彼女自身にバラエティ能力が欠如しているかというと、決してそんなことはない。コレカラ初登場の時にちょりと変顔対決をしたり、唯一のあるY出演回で研ナオコのモノマネをしたり、生誕祭でも谷のヘリウム声を真似てみるなど、実は意外に芸達者な側面もある(実際、コンさんやLLRには「ボケ担当」と思われていた)。
 だが、どうやら彼女は、明確に「自分の尺」が与えられて「一芸」を求められた時にはそれを披露しようとするが、自らその「尺」を取りに行こうとする、ガツガツした貪欲さに欠けているらしい。それは、よく言えば「謙虚」、悪く言えば「臆病」とも言える。芸能人として大成するためには、他の博多メン同様、ある程度グイグイ攻める必要があるのだが、その点でどうしても遠慮しがちになっていまうところが、彼女の人気が今ひとつ伸び悩んでいる原因なのかもしれない。
 そんな彼女の性格故かどうかは分からないが、関東キー局のバラエティ番組への出演は「おでかけ」に一度出ただけで、その時も完全に空気のまま終わってしまっている(ただ、その回のおでセンが村重で、途中から山本華世が参戦したことで、そもそも村重以外のメンに殆どパスが出されなかった、という不運もある)。故に、百貨店・おでかけ・トンコツでしかHKTを知らない関東のファン層の中では、彼女の知名度は皆無に等しい。
 個人的には、公演パフォーマーとしての彼女が好きなので、バラエティでの活躍ばかりを重視する今の風潮に乗ってほしくはないのだが、上述の通り、決してバラエティ能力がない訳ではないので(実際、コレカラ・あるY・あん誰などでは、それなりに爪痕を残している)、それが全く評価されないまま埋もれてしまうのは、非常に勿体無い気もする。
 ちなみに、あまり知られていない事実だが、実は彼女は2期生で最初に「グイグイ選抜」に入ったメンバーでもある。まぁ、これは単に「村重の言うことを聞いてくれる人」を集めただけとも言われているが、一応、現時点での活動目的は「グイグイではない人をグイグイにする選抜」ということになってるので(これもただの後付けとも言われているが)、その一員として、少しでもグイグイ前に出る精神を身につけていってほしいと思う。

2013年8月19日月曜日

ちぃずの魅力3:ダンス

 正直言って、私はダンスに関しては全くの素人であり、何が「上手いダンス」なのか、未だによく分からない。ただ、ちぃずのダンスに関して言えば、素人目にも「キレが良い」ということは分かる。
 よく、「ダンスのキレに関してはHよりも研究生の方が上」と言われることもあるようだが、まさにその象徴的存在が彼女ではないかと思う。実際、私もDMMで散々Party公演を見続けて、何十回も「研究生バージョンのスキップ」を目に焼き付けた上で、久しぶりにレジェンド公演で「Hバージョンのスキップ」を見ると、「あれ? この曲って、こんなまったりしたダンスだったっけ?」と違和感を感じる。無論、キビキビ動けばいい、というものではないが、素人目には、ちぃずのような全力ダンスの方が、見てて気持ちが良い(これは、私が昔のDMMでSKEばかり見てたせいかもしれないが)。
 私が特に目を引かれるのは、彼女のダイナミックな下半身の動きである。スキップやLOVE修行で足を広げて踊る時に、他のメンよりも幅広く足を伸ばすことが多いので、身体の重心が下がり、ただでさえ小さな彼女の身体が更に小さく見える状態になった上で、そこから跳ね上がった時の勢いの良さは、非常に心地よい(もっとも、最近は他のメンに合わせることを強く意識しているのか、そこまで股関節を広げることは少なくなってきたようだが)。
 また、単にキビキビ動くだけでなく、 DMTやスカひらでは、 彼女の持ち味である「憂いを帯びた歌声」に合わせて、実にしなやかな腕の動きで、我々を魅了する。専門的なことは分からないし、48G全員のダンスを見た訳でもないから、冷静な比較は出来ないのだが、歌声や表情も含めた上での総合的な「パフォーマンス能力」としては、若手の中ではそれなりに上位の実力者と言っても良いのではなかろうか。
 実際、彼女のことを応援している人々の発言を見ると、彼女のダンスを高く評価する人が多く、特にその魅力は実際に劇場に足を運んでいる人々の感想の中に多く見られる(当然、私以上にこれらの人々の意見の方が信憑性が高いと言えよう)。驚くべきは、そんな彼女が実は、HKTに入る以前は全くダンスの経験が無かった、という点である。9年間バスケを続けていたことで、身体能力は高いようだが、それだけでダンス能力が身につくとは思えない。きっと、彼女には何か天性の素質(センス)があると考えるのが自然であり、その意味で、ダンス面においてもこれから更に伸び代があると期待しても良かろう。
 ただ、心配なのは、全力ダンスが信条であるが故に、足を痛めてしまう可能性である。実際、先月末に彼女が公演を臨時休演した時、公式には「体調不良」と発表されていたが、(ネット情報なので、明確なソースはないが)カットされた公演MCの中では「怪我」と言っていたらしい。同じ博多出身のゆいみんを初めとして、全力ダンスを続けた結果、下半身を負傷して卒業を余儀なくされてしまったメンバーも多いだけに、自分の身体には本当に気をつけた上で、末永く活躍し続けてほしい。

2013年8月18日日曜日

ちぃずの魅力2:歌

 私は「歌」が好きだ。だから、アイドルを評価する指標として、ある程度の「歌唱力」を重視する。故に、私はこれまで、本店のゆったん・オカロ・はーちゃん(部長)・わさみん、栄のゆいみん・はーちゃん(総長)・あいりん、といった、いわゆる「歌唱メン」を中心に応援してきた(ただし、稀に例外もいる。この点はまたいずれ)。
 で、ちぃずの歌声はどうかと言うと、正直、今の時点で上記の面々と比べると、それほど上手いとは思わない。純粋な歌唱力なら(DMTでペアとなる)なおぽんの方が上だし、(ちぃずがアンダーを務める)芽瑠の方が上手いと言われても(私は彼女の歌い方があまり好きではないのだが)反論はしない。人によっては(ちぃずのアンダーに入ることが多い)まりりの方が上手いと感じる人もいるだろう。
 だが、彼女の歌声には、独特の魅力がある。彼女は日頃、本来の地声よりも高い声でMCをしていると書いたが、DMTやスカひらの時は、むしろ本来の地声を更に下げた「深く響く声」で歌っている(おそらく、芽瑠ポジの時は芽瑠の1オクターブ下を歌っていると思う)。全体的に「若くてフレッシュ」を売りにしている博多の中で、彼女の歌声は(上手すぎて浮いてるなおぽん同様)非常に異質であり、それ故に強烈なインパクトを残す。多人数グループにおいて、「他の人が出せない歌声」で勝負出来ることは、この上なく大きな武器である。
 と言っても、まだ今の時点ではその「低音」を使いこなせている訳ではなく、最低音になると低すぎて音程を合わせるのが精一杯で、声量も弱くなり、かなり苦しそうに聞こえる(おそらく今の彼女では、生歌であの音を安定して出すことは出来ないと思う)。そして彼女自身、自分のことを歌唱メンだとは思っていないようで、「家族でカラオケに行っても、私が一番下手」と自虐的にコメントしている(ただし、その上で「家族が上手いということは、私も上手くなれるかもしれない」とポジティブにまとめてはいる)。
 だが、あの声で歌えるということ自体が、一つの才能なのだ。彼女自身は「アイドルなのに声が低いこと」をコンプレックスに感じているようだが、人間の喉の構造上、「高音」は訓練すれば誰でも出せるのに対し(それを使いこなせるかどうかはまた別の問題だが)、「低音」に関しては人それぞれの喉ごと限界がある。つまり、「声の低さ」は、ほぼそのまま「潜在的に出せる音域の限界」とイコールなのである。そして実際、上で挙げた「歌唱力に定評のある面々」はいずれも「発声可能な最低音」がかなり低い。「女性としての地声の低さ」は、正統派の歌唱力を得るための必要条件と言っても過言ではない。
 そして、彼女の歌声はただ低いだけでなく、どこか「憂い」や「哀しさ」を感じさせる独特の響きを帯びており、だからこそ、DMTやスカひらのような哀メロ中心の楽曲とは非常に相性が良い。また、それは高音域においても同じで、「星の温度」の歌い出しにおいても、あの物悲しい歌詞とメロディに、彼女の「憂いを帯びた高音」が、これはこれで見事にマッチしているのである。
 そんな彼女の歌声の中の「憂い」や「哀しさ」が、どこまでが天性の声質で、どこからが意識的に表現して作り出された技術なのかは分からないが、いずれにせよ、これまでの劇場公演曲の中でもかなりの割合を占める「ノスタルジックな哀愁曲」の魅力を引き出すことが出来る若手として、今後も彼女の歌声が博多を支えていくことは間違いないと、私は確信している。

2013年8月17日土曜日

ちぃずの魅力1:声

 昨日も書いた通り、私がちぃずに惹かれた最大の理由は「声」である。よく、「アニオタ・声優マニアは甲高い幼女声が好き」と誤解されがちだが、それはあくまで(相対的には多数派かもしれないが)一部のファン層にすぎず、私のように「低く響く女性声」が好きな声優マニアもいるのである(ただし、別に高い声が嫌いな訳でもない。実際、まりりの声もそれはそれで好き)。
 ちぃずはボーイッシュな外見ではあるが、いつも彼女なりに「アイドルらしさ」を出そうとしているので、公演MCの時は、頑張って「元気な高い声」を張り上げている。それは「芽瑠不在時のセンター」という役割だからこそ、全体を鼓舞するために「皆のテンションを上げる役割」を心がけているからでもあるだろう。
 しかし、少し長い話をMCで語ろうとする場合、明らかにその声のトーンが、最初の第一声に比べると低くなる。故に、こちらが彼女の地声であることは間違いない。どちらが良いかと言われたら、私は間違いなく、「地声」の方が魅力的だと答える。博多研では、「もう一人の泉」であるいーちゃんが、「低くてドスの効いた声」だとよく言われているが、実は地声の低さでは、ちぃずも負けていない。むしろ、私の好きな「やわらかな低音声」という意味では、ちぃずの地声は博多随一の美声だと私は思っている。
 それがはっきり現れたのが、昨日(9月16日)の公演での影アナである。今まで、ライブ配信がなかったので、私はこの時、初めてちぃずの影アナの声を聞いたのだが、最初の諸注意で聞こえてきたのは、まるで本業のアナウンサーのような落ち着いた喋り方で、聞く者の心を落ち着かせる、まさに「癒しの低音声」であった。しかし、影アナの後半部分、皆を煽る局面に入ると、急にテンションを上げて、「自己紹介MCの時のちぃずの声」になる。このギャップもまた、彼女の魅力の一つと言えるかもしれない。
 ただ、正直、自己紹介MCの時のちぃずは(博多には滑舌大魔王が二人もいるので、あまり目立たないが)やや滑舌が悪く、噛むことも多い。おそらく、それは「本来の彼女の声」ではないからだと思う。ただ、今の彼女に与えられた役割を考えると、確かに「元気な高音声」で盛り上げることに全力を尽くそうとするのは間違ってはいないし、彼女のキャラを生かすためにも、多少滑舌が悪くなっても、必死で声を張り上げてMCを盛り上げようとする姿勢は、悪くないと思う。
 だから、「芽瑠不在時の切り込み隊長」として「元気な高音」で「仕切りのMC」を盛り上げる能力を磨きつつ、「自分個人の語りのMC」の時は「癒しの低音」をもっと積極的に活用して、その「声の幅の広さ」をアピールしてほしい。具体的に言えば、以前にPちゃんとの間で披露した「キザな言葉しりとり」の時のような「声質を生かした小ネタ」を、どんどん披露してほしいのである。
 ……とりあえず、本当はここで「歌」についても語る予定だったのだけど、ちょっと長くなってきたので、今日のところはひとまずこの辺で。

2013年8月16日金曜日

Road to Cheese 3「梅本泉との出会い」

 2012年の秋、HKTは二期生21名を迎え、新たな局面を迎えることになる。劇場公演は従来の「手を繋ぎながら」に加えて、研究生達による「Partyが始まるよ」が併存することになった訳だが、正直言って、私の中では「Party」公演と言えば、

・曲数が少ない
・同じ曲をなぜか2回もやる
・DMTとスカひら以外はイマイチ

という認識だったので、それほど興味も引かれなかった。ちょうどこの時期、念願のHKTのDMM配信も始まることになるのだが、私の中で「手つな>Party」の関係はどうしても覆せない認識だったので、特に金を払ってまでParty公演を見ようとは思ってなかった。
 また、あるYにも徐々に二期生達が出演することになるのだが、やはり、半年間の出演経験を持つ一期生達との(この時点での)バラエティ能力の差は歴然で、運営側が必死で売り出そうとする田島・朝長に関しても、今ひとつ魅力を感じることが出来なかった。
 ただ、そんな中で、徐々に岡本・山田・駒田といった二次元好きの面々が登場するに至り、私の中でもちょっと二期生への興味が掻き立てられ始める。そして、谷真理佳という怪物の台頭によって、「二期生についても、ちょっと勉強してみようかな」という気分が高まってくる。
 とはいえ、「でも、今やってるのは、所詮、Party公演だしなぁ」ということで、とりあえず、中国の動画サイトで適当に公演動画を探して、部屋の掃除をしながら流し見る程度にチェックすることに。すると、Dear my teacherの2番の途中で、それまで廃品回収用に新聞紙を縛っていた私の手が、一瞬、止まった。

「わたし〜に〜は さきがあ〜るのよ〜♪」

 あれ? なんか今、一人だけ全然違う声質の娘がいなかったか? と思いながらも、なにぶん、画質が悪いので、どれが誰だかよく分からない。とりあえず、その場はそのままスルー。その後、毒リンゴを経て、自己紹介のパートになるが、さっきの声が誰だったのか、さっぱり分からない。しかし、その直後のスカひらで、再び「あの声」が聞こえる。

「わ〜た〜し〜たち〜 なに〜をしても〜♪」

 この娘だ! 間違いない! このショートカットの娘だけ、明らかに声質が他の娘と違う! 決して「上手い」と言えるほどではないが(上手さで言えば、なおぽんの方が明らかに上)、他のメンバー達の中高生らしい甲高い声とは明らかに異なる、独特の低く響くやわらかな声に、一瞬にして魅了されてしまった。一体、誰だ、この娘? と思って、自己紹介パートまで戻して確認してみたところ、どうやら「梅本泉」という娘らしい、ということが分かる。自己紹介の時は、(明らかに無理して)アイドルらしい高いトーンの声で話していたので、全く気付かなかった。
 こうして、私の「梅本泉推し」としての「48Gオタク第二章」が幕を開けることになったのである。

2013年8月15日木曜日

Road to Cheese 2「HKT48との出会い」

 そんな訳で、動画サイトを通じて、すっかりAKBの虜になってしまった私は、当然のごとく、私の地元で活躍するSKEにもハマり始め、やがてDMM配信にも手を出すようになる。ただ、当時のDMMはまだ画質が非常に粗く、モコと茉夏とごりさの判別も出来ない(つまり、髪型でしか区別出来ない)レベルだったので、記念公演や卒業公演の時に金を払う程度で、それ以外の時は(主に中国の)動画サイトでチェックすればいいや、と思っていた。
 その後、NMBやHKTが結成され、当然、私の中での彼女達への関心も高まったのであるが、残念ながら、これらのグループではなかなかDMM配信が始まらず、公演のDVDもすぐには発売されなかったため、劇場公演動画を見ることを軸にオタク活動を続けている身としては、今ひとつハマりきれない状態が続いていた(そして、劇場公演自体がそもそも存在しない乃木坂には、全く興味が湧かなかった)。 
 そんな中、2012年6月、指原のHKTへの電撃移籍が発表され、S女(=SKE48の世界征服女子)などでもHKTの特集が組まれるようになったことで、「ちょっと、勉強してみようかな」という気分になり始める(その理由として、私にとっての「神公演」であるSKEの「手をつなぎながら」を継承していた点も挙げられる)。ちなみに、この時点での私のHKTに関する知識は、

・兒玉:センターやってる「おでこ」の娘
・松岡:兒玉とよく一緒に出てる背の高い娘
・江藤:総選挙速報に入ってた研究生
・宮脇:唯一、総選挙でランクインしたメンバー
・菅本:最年長だけど人気があるグラビア要員
・村重:ロシア人ハーフの美少女
・若田部:「あの若田部」の娘
・仲西:名前被りが多すぎて変なアダ名をつけられた人

という程度で、正直言って、兒玉・村重以外は、顔の識別も怪しいレベルだった。しかし、彼女達について詳しく知ろうと思って動画サイトを漁りまくった結果、福岡ローカルのバラエティ番組「あるあるYYテレビ」と、その姉妹番組(?)のYNN配信動画「あるあるYY動画」に辿り着いたことで、私の人生における(「AKBとの出会い」に続く)「第二の転機」を迎える。
 もともとアニオタだった私にとって、様々なサブカル文化を取り上げてくれる「本編」としての「あるYテレビ」が面白かったのは当然の話であるが、それ以上に「あるY動画」における芸人達とHKT(&NMB)メンバー達の「グダグダの掛け合い」が面白すぎて、あっという間にHKTメンバーの顔と名前を完全に覚えてしまう。
 ところが、そんな中であの「八月騒動」が勃発し、HKTはいきなり5人のメンバーを喪失することになる。この時点で、指原を含めても17人だけになってしまったことで、同じ時間帯に開かれている劇場公演とあるY収録の両立がそもそも不可能、という危機的状態に陥ってしまう訳だが、ここで、劇場には(劇場改修工事で暇になった)SKEの手つな経験者達を、あるYには(本来は火曜日だけの担当であった)NMBのメンバーを補充することで、この危機を凌ぐことになる。
 そして、この時にSKE側が(SKEメンバーが出演しているから、という理由で)期間限定でDMM配信をやってくれたお陰で、念願の「HKT公演の動画」を見ることが出来るようになり、未熟ながらも全力で、手つなという難関公演に挑む彼女達の姿に、すっかり心打たれて、いつしか、私の中で、AKBやSKEよりも彼女達への思いが上回っていくことになる。
 ただ、この時点では、私の中でまだ明確な「推しメン」はいなかった。「暫定1推し」は森保だったのだが(これは、私のSKEでの推しメンだった松下唯のポジションを任されていたから、というのもある)、他の面々もそれぞれに魅力的で、一人に絞れるほどの強烈なインパクトを持ったメンバーには、まだ巡り会えていなかったのである。
 そんな中、私にとって「48Gへの入口」でもあった増田有華が、ISSAとのスキャンダルを理由にAKBを去ることが発表され、(今でも一人の芸能人としての彼女のことは応援し続けているが)私の中での「48G全体での1推し」の座が空席となる。だが、この時点では「今後は完全DDで、広く浅く楽しんでいけばいいかな」と考える程度で、あえて新たな「1推し」を作ろうとは思っていなかった。まさかその空席を埋める人物が、博多の二期生の中に潜んでいることなど、この時点では思いもしなかったのである。

2013年8月14日水曜日

Road to Cheese 1「AKB48との出会い」

 そもそも、名古屋在住の私が、なぜ梅本泉という現在の推しメンに到達したのか。その経緯について、簡単に説明していこうと思う。まず今回はその「序章」としての「AKB48との出会い」について。
 私は自他共に認めるオタク気質であるが、その専門はあくまで二次元で、アイドルに関しては「音楽番組で見て楽しむ程度」の存在でしか無かった。一応、子供の頃から普通に音楽番組は見ていたし、ジャニーズやモーニング娘。などもそれなりに好きではあったが、金出してCDを買おうと思うほどではなく、音楽に関しては、アニソン・山本正之・欧州大陸系Heavy Metalが、私の中での三大ジャンルであった。
 そんな私がAKB48に本格的に興味を持ち始めたきっかけは、2010年に放送されていた深夜アニメ『一騎当千XX』である。この作品の主題歌「Stargazer」を歌っている「増田有華」という女性がAKBの一員という事実を知り、「こんなゴリゴリのパワー系アニソンを熱唱する娘がAKBにいるのか!」と驚愕し、そこから興味本位で開いた動画サイトで、旧Kを中心とする劇場公演曲にハマり込んでいくことになる。
 もともとアニソン好きで、幼少期に80年代アイドルソングを聞きながら育った私にとっては、身悶えするようなダサカッコいいメロディーが満載のAKBの劇場公演曲はまさにドストライクの神曲揃いであり、それを全力で熱唱する増田有華・秋元才加・片山陽加・岩佐美咲といった歌姫達に、あっという間に魅了されてしまったのである。日頃、歌番組に出まくってる選抜メンバー達や、そこら辺で流れまくってるシングル曲には大して興味も抱かなかった私だが、その裏で、こんなにも魅力的なメンバー&楽曲が眠っていることを知ったことで、世界の真理に到達したかのような興奮を覚えた。
 こうして、私はドルオタという、果てなき泥沼の世界へと足を踏み入れる事になったのである。

2013年8月13日火曜日

はじめに

 ここは、HKT48・2期生の梅本泉を応援する名古屋在住の大学講師が、彼女とその周囲の人々について色々と語り続けるブログです。自分の周囲に話に付き合ってくれる友達がいないので、彼女に対する思いの丈をぶつける場所として、開設しました。
 基本的には常態文中心で書くことになると思うので、ちょっと上から目線の言い方に見えるかもしれませんが、48ファン歴も浅い「ほぼ在宅」のニワカなので、色々と間違ってることもあると思います。もし、何か誤記・誤認識などを発見した人は、いつでもコメント欄から指摘して下さい。また、相互リンクして下さる方も大歓迎です。

 ということで、まずは私の推しメン・梅本泉に関する基礎情報から。

・名前:梅本泉(うめもといずみ)
・公式ニックネーム:ちぃず(「小さい方の泉」の略)
・生年月日:1997年5月15日
・血液型:O型
・出身:福岡
・身長:148cm
・趣味:スポーツ・音楽鑑賞
・特技:バスケットボール(バスケ歴9年)
・所属チーム:HKT48 チームH(2期生)
・所属事務所:AKS
・シングル参加曲
 ・あまくち姫「片思いの唐揚げ」(「スキスキスキップ」TYPE-A収録)
 ・あまくち姫「希望の海流」(「メロンジュース」TYPE-A収録)
 ・チームH「既読スルー」(「桜、みんなで食べた」TYPE-A収録)
 ・チームH「アイドルの王者」(「控え目I love you」TYPE-A収録)
・公演ユニット曲(アンダー含む)
 ・『Partyが始まるよ』公演
  ・「スカートひらり」(髙橋みなみポジ・小嶋陽菜ポジ)
  ・「星の温度」 (髙橋みなみポジ・小嶋陽菜ポジ)
 ・『パジャマドライブ』公演
  ・「パジャマドライブ」(仲川遥香ポジ)
 ・『脳内パラダイス』公演
  ・「くるくるぱー」(松原夏海ポジ)
  ・「MARIA」(増田有華ポジ)
 ・『青春ガールズ』公演
  ・「BLUE ROSE」(秋元才加ポジ)
  ・「雨の動物園」(奥真奈美ポジ)

・自己紹介動画(武道館LIVEバージョン)

・ロッテの自撮り48
・ロッテの仮装48


 基本的には上記の「ちぃず」こと「梅本泉」に関する情報・感想・妄想を載せていく予定ですが、ネタに困ったら、彼女の周囲の人々についても、随時取り上げる予定です(基本的にDDなので)。