2013年9月30日月曜日

Party公演一周年、そして……

 正直、「初日」って、旧Bファンの思い出補正で過大評価されてるだけで、神曲と言うほどでもないと思っていたんだけど、今日の一周年公演で、アンコールで24人が勢揃いした上で、あのタイミングで歌われると、問答無用で鳥肌が立ってくる。ここまで本気で身体が震えたのは、K IIの初日の「お待たせSet list」をDMMで見た時以来だ。でも、「お待たせSet list」は、歌詞の内容的にどうやっても他のチームには歌えないけど、「初日」は、別に旧Bとは無関係なチームが歌っても(シチュエーション次第で)ちゃんと人々を感動させられるという意味では、意外に普遍性のある歌なんだよね。
 で、その後の「レッツゴー研究生」も良かったし、これはパジャドラ公演が非常に楽しみだと思っていたら……、まさかのParty千秋楽と、そして…………、








脳内パラダイス!








 私がK IV公演の最有力候補として挙げていた脳パラが、遂に、博多で実現することになったのである。これまで、48G関連の予想をことごとく外し続けてきた私としては、こんなに嬉しいことはない。
 ただ、K IVじゃなくて、あくまで「研究生公演」なのね。うーん、まぁ、それはそれで悪くないか。正直、今の団パの雰囲気が好きすぎて、彼女達が「K IV」と「研究生」に分断されてしまうのは、ちょっと寂しいし(多分、スクリーンが降りてきた時に号泣していたメンバーも、それを恐れていたんだと思う)。正直、もうしばらく、団パのグダグダした雰囲気を楽しみたいのですよ。
 そんな訳で、11月から始まる「団地パラダイス」が今から楽しみでしょうがない。私のユニット予想、どれくらい当たってるかな。

2013年9月29日日曜日

ちぃずの仲間達9:今田美奈〜母性溢れる癒しの美声〜

 当初は、とりあえず二期生を全員紹介してから一期生、という順番の予定だったのだが、やはりこの人だけは別格というか、色々な意味で優先せざるを得ない人なので、当初の方針を捩じ曲げて、今回はみなぞうの話をさせてもらおうかと。
 研究生公演におけるみなぞうは、まさに「研究生の母」である。年齢的には、彼女よりも年上のメンバーが4人もいるのだが(りこぴ、まりり、谷、まなみん)、仮に彼女が「一期生(先輩)」でなかったとしても、やはり彼女を中心にまとまらざるを得なかったのではないか、と思わせるほどの圧倒的な人望の持ち主であり、彼女が後ろに控えていることで、絶対的な「安心感」をメンバーに与えているように見える。EPコンビには「妻の貫禄」が備わっていると言われているが、彼女の場合は更に格上の「母の貫禄」である。早熟型が多いと言われる珠理奈世代の中でも、彼女の貫禄は群を抜いているのではなかろうか。
 それはちぃずも例外ではなく、Party公演が始まる前のレッスンで苦戦していた時に彼女に助けてもらったという話は有名であるし、初期の頃のキャッチフレーズは「後藤泉ちゃんに身長を分けてほしい」と「今田さんのつむじを見てみたい」の併用であった(他にもあったかもしれないけど)。名前が同じでネタにしやすかった同期のいーちゃんはともかく、いつも先輩相手に遠慮しがちなちぃずが、みなぞうの名前を平気で挙げられるところに、特別な信頼感があることは伺える。
 そんな人間的な魅力だけでなく、彼女はパフォーマンスにおいても決して同期のチームHの面々に劣っている訳ではなく、歌唱力に関してはHKT最強とも言われている。実際、二期の歌姫である(同じ珠理奈世代の)なおぽんと比べてみても、総合的な表現力の幅広さという点では劣っているかもしれないが、地声の美しさでは負けていない。アイドル性からは程遠いが、彼女の「癒しの低音ヴォイス」のもたらすヒーリング効果は、現時点での48G全体でも五本の指に入れて良いレベルだと私は思う。
 それ故に、手つなの初日メンバーでもあった筈の彼女が、なぜチームHから外れてしまったのかは今でも謎であるし(色々と憶測レベルの話はネット上にあるが、あくまで噂にすぎないので今回は除外)、彼女の代わりに入ったメンバーの末路を考えると、色々な意味で彼女を正規メンバーから外してしまったことは間違いだったようにも思えたのだが、結果的に言えば、彼女がいなければ現在の研究生公演のクォリティーは有り得なかったと思うし、長い目で見れば、HKT全体にとってもプラスになったと言えるのかもしれない。
 その上で、いずれ訪れるであろうチームK IV結成において、彼女が昇格することは100%確定と言って良いと思うのだが(Hへの昇格という可能性もあるが)、問題はキャプテン人事である。チームをまとめるという意味では、彼女が最適なのは誰の目にも明らかであるが、過去の48Gにおいて、一期生が第二チームのキャプテン(リーダー)に就任した事例はない。無論、そんな慣例に縛られる必要はないと言えば無いのだが、彼女の存在感が圧倒的すぎるからこそ、キャプテンは二期生に任せて、彼女はそれを陰から支える(佐藤のねーさん的な)立場の方が、組織としては安定するのかもしれない。いずれにせよ、彼女が今後のHKTを支える大黒柱となることは、ほぼ間違いないと言って良かろう。

2013年9月27日金曜日

ひまわり組パジャドラのポジション予想

 ということで、さっそく、ユニットごとのメンバー配置を予想してみた。とりあえず、経験者を優先した上で、それぞれのメンバーのイメージを最優先しつつ、選抜組が不在でも成立させる(=各ポジションに必ず一人は非選抜メンバーを入れる)、という原則で考えてみよう。

天使のしっぽ
☆多田ポジ:多田・朝長・井上
☆仲谷ポジ:宮脇・秋吉・岩花
☆野口ポジ:植木・山田・田中優

パジャマドライブ
☆渡辺ポジ:兒玉・田島・上野
☆平嶋ポジ:熊沢・梅本
☆仲川ポジ:本村・深川

純情主義
☆片山ポジ:穴井・今田・草場
☆井上ポジ:中西・伊藤
☆松岡ポジ:岡本・坂口

てもでもの涙
☆柏木ポジ:松岡・駒田
☆佐伯ポジ:森保・後藤

鏡の中のジャンヌダルク
☆指原ポジ:指原・岡田・神志那
☆米澤ポジ: 村重・谷・冨吉
☆浦野ポジ: 下野・渕上
☆田名部ポジ:田中菜・安倍
☆早乙女ポジ:若田部・宇井

 この配置の最大の特徴は、はるっぴと芽瑠が同時に出演出来ない」という点である。昨日も書いた通り、経験者を優先すると、この二人をユニットセンターに起用出来る枠が、事実上、パジャドラしかない(芽瑠の純情主義はギリギリ有りかもしれないが)。まぁ、スケジュール調整的にもその方が楽だろうし、全体曲のセンター担当を巡る軋轢を避けるという意味でも無難ではあるが、それで「ひまわり組」を名乗っていいのか、という気もする。
 そこで、あえて「経験者枠」を取り払ったパターンも考えてみたい。ただ、そこで最大のネックになるのは、史上最強との呼び声も高い「なつまどのてもでも」を見慣れた博多のファン層を納得させる「もう一つのてもでも」を誰にやらせるのか、という点である。この問題について色々と熟考した結果、ある一つの奇策に行き着いた。それが以下の配置である。

天使のしっぽ
☆多田ポジ:宮脇・山田・井上
☆仲谷ポジ:朝長・秋吉・岩花
☆野口ポジ:植木・田中優

パジャマドライブ
☆渡辺ポジ:田島・上野
☆平嶋ポジ:熊沢・渕上
☆仲川ポジ:本村・深川

純情主義
☆片山ポジ:穴井・草場・坂口
☆井上ポジ:松岡・伊藤
☆松岡ポジ:森保・岡本

てもでもの涙
☆柏木ポジ:指原・駒田・今田
☆佐伯ポジ:多田・後藤・神志那

鏡の中のジャンヌダルク
☆指原ポジ:兒玉・岡田・梅本
☆米澤ポジ: 村重・谷・冨吉
☆浦野ポジ: 中西・下野
☆田名部ポジ:田中菜・安倍
☆早乙女ポジ:若田部・宇井

 どうせ誰がやっても勝てないなら、いっそ(格的な意味で客を黙らせることが出来る)さしらぶに任せればいいんじゃね? と考えて、色々と並べ替えてみた。多分、二人とも旧B公演の頃にもアンダーで入った経験はないとは思うが、年齢的にも風格的にも、そろそろこのポジションに入っていい頃ではないかと。
 で、なつまどを純情主義の両脇に配置するという超豪華な布陣に置き換えた上で、はるっぴ・さくらをさしらぶのポジションに入れるなど、色々といじったことで、「表メンバー」の顔ぶれはより豪華になったと思う。実際には、ここに更に三期生やドラフトメンバーも加わることになるんだろうけどね。

 それにしても、こうなるとますます「いつK IV作るの?」ってのが分からなくなる。もしかしたら、ひまわり組の公演内容を見た上でのプチ組閣も考えてるのかな。

2013年9月26日木曜日

ひまわり組パジャドラ

 うーむ、これはさすがに予想外。いや、K IVの公演候補として、パジャドラは有り得るとは思ってたんだけど(本店の研究生公演が消滅する訳だし)、そこでネックになるのは、レジェンド公演との曲被りだと思ってた(特に、てもでもで比較されるのは、かなり厳しい)。
 しかし、まさか、ひまわり組スタイル(=ダブルorトリプルスタンバイ制?)でやることになろうとは。ただ、正規が1チームしかない状態で、研究生と一緒になって公演すると言ったところで、それって「H公演に研究生がアンダーとして出るのと、何が違うの?」と言いたくもなる。まぁ、博多は原則として「正規公演のユニットは研究生にはやらせない」という方針なので、正規生と研究生の合同ユニットが実現する、という点が、一番の目玉ということになるのかな。
 で、いわゆる「表メン」と「裏メン」の組み合わせとしては、実質的に選抜組と非選抜組をセットにする方針なのだろうか。ただ、11月スタートだと、下手したら3rdシングルが発売されている可能性もある訳で、おそらくその時点ではメロン選抜とはまた異なるメンバーになってる可能性もあるので、それを前提に組むということになると、色々とややこしい話になりそう。
 更に言うと、もっと問題なのはユニットセンターである。まず、天使のしっぽはらぶたん、ジャンヌはさっしーが担当することがほぼ確定で、てもでもも(少なくとも「表メン」は)なつまどが継続するだろうから、そうなると、残るは純情主義とパジャドラ。そして、純情主義はおそらく年長(に見える)メンバーが担当するとなると、現在の「四天王」的存在である、はるっぴ・さくら・める・みおがユニットセンターを貰えるとしたら、もうパジャドラの1枠しか残っていない。そうなると、パジャドラのセンターははるっぴ&めるで分け合うことにするのが、一番妥当なのだろうか(当然、その場合は「第三候補」も必要になるだろうが)。
 とりあえず、この問題については、明日また続きを書きます。

2013年9月24日火曜日

「一年以上、離脱者0」という記録

 先日、遂にHKT48の二期生がお披露目から一周年を迎えた。一年間、誰一人として欠けることなく続いたというのは、実は48Gでは結構珍しい。本店に関して言えば、(お披露目前に辞めたメンバーを除けば5期も該当するのだが)博多2期生より二ヶ月前にお披露目した14期生のみであり(現在も継続中)、48G全体ではSKE5期生の「1年半」という記録が最長である(藤本美月卒業で途絶えた)。
 ただ、本店14期生は、そもそも最初から6人しかいないのに対して、博多2期生は21人もいる。明らかに「途中である程度の人数はふるい落とす」という前提で選んだとしか思えない人数だが、それでも1年間続いたというのは、奇跡に近い。
 とはいえ、一期生に関しても、一年前のあの事件で実質的に解雇された5人以外は、誰も辞めていない。福岡で芸能人として活動する道が他にない訳ではないのだが(実際、アイドルグループは他にも沢山あるし、ゆうこす、さあやん、ういたんは今でも芸能活動を続けている)、それでも誰もやめていないということは、それだけ博多の活動環境(指導環境)が快適ということなのだろうか。
 無論、運営もバカではないので、過去の何十人もの離脱者達のことを考えて、メンバーが精神的に追い込まれすぎないように配慮はしているのだろうし、あの5人の事件以降、不祥事(?)に対する危機管理意識も相当高まっているのだろう。そういったノウハウが蓄積して、彼女等が安心して舞台に立ち続ける道を選択出来るようになっているのは、非常に喜ばしい話である。
 ただ、もうすぐ3期生が入って来る。もし、この時点で総数が「48人」を越えた場合、いよいよ過酷なサバイバルレースが始まることになるだろう。現在のHKTを卒業したとして、難波のあいにゃんのような形で安定した職が手に入る保証がどこにもない以上、現役メンバーも卒業に踏み切るには躊躇があるだろうし、そうなると、正規メンバーに上がれなかった面々は、辛く苦しい日々が続くことになる。
 誰一人欠けることなく芸能人として成功するのが極めて難しいことは分かっている。それでも、来年も再来年も、彼女達21人が(たとえ誰かが卒業することになったとしても)自分で納得して選んだ道を歩んでいることを、心から祈りたい。

2013年9月22日日曜日

ちぃずの仲間達8:神志那結衣〜美しすぎる「第三のセンター」〜

 とりあえず、このコーナーは「ちぃずと絡みの多い人」および「ちぃずとポジションのかぶる人」を優先的に語ってきた訳だが、その流れで今回取り上げるのは、める・ちぃず不在時の「第三のセンター」を担当しているじーなである(今日もちぃずと二人でカラオケに行くなど、プライベートでも仲は良いらしい)。
 はっきり言って、ルックスに関して言えば、(顔でも体型でも)三人のセンターの中では明らかに彼女が群を抜いて美しい。森保・村重と並べても、いい勝負出来るレベルだと私は思う。ただ、彼女の容貌は、良くも悪くも、クセがなさすぎる。あまりに普遍的な「特徴のない和風美人」であるが故に、あまり印象に残らず、そもそも覚えてもらえない。この点が、多人数アイドルグループにおいては、どうしても弱点となってしまう。
 パフォーマンスについても(ちぃず派の私が見ても)決して悪くはないのだが、今ひとつインパクトに欠ける、というのが正直なところ。歌声についても、良くも悪くもクセが強いめる&ちぃずとは対照的に、アイドルのセンターとしてお手本のような「普通に可愛い声」であり、ある意味、一番安心して聞ける声ではあるのだが、正直、声だけ聞いて「あ、じーなだ」と分かるだけの特徴が無いので、今ひとつ記憶に残らない。ユニットでも様々なポジションを兼任しているし、ピアノも弾ける才女な側面もあるのだが、このままでは「便利屋」のまま終わってしまいそうな立場である。
 一方、トークに関して言えば、それなりに色々と工夫しようとしているのは分かる。初期の頃にひたすらグミ好きをアピールしたり、うさんくさい食レポや、滝クリのアレンジ物真似など、「自分にしか出せない味」を出そうと必死な姿勢には非常に好感が持てるのだが、残念ながら、今のところは「滑り芸」レベルで留まっている。ただ、あるYの時に冨吉に「ビジネスグミ」と暴露された時のリアクションなどは本当に面白かったと思うし、なんだかんだで、彼女のトークを軸に周囲が盛り上がれるという意味では、グループの一員として、それなりにいい仕事をしているようにも思える。
 また、先日のメロンジュースの特典映像の「大人のおままごと」も、私の中では結構高評価だった。正直、ネタ自体はそれほど斬新さも無かったのだが、あの設定で最後まできっちりやりきっただけでも、多くの他のメンバー達の中途半端な自由研究よりは良かったと思うし、やはり彼女のキャラを生かすには、あの手の「うさんくさい小芝居」が最適のように思える。
 その意味で、とりあえず、彼女の持つ潜在的な面白さを生かすために必要なのは「相方」を見つけることだろう。色々なメンバーに弄ってもらってはいるが、まだ彼女の面白さを完全に引き出せてはいないように私には思える。そのために、今からでも、人妻・団地妻コンビに入れてもらうのも一つの手なのだが、もう一つの選択肢として、三期生の中から優秀なツッコミを探すのもアリなのかもしれない。正直、今のままのじーなでは、K IVに入っても中途半端なポジションのまま終わってしまいそうなので、いっそT II(T III?)に、りこぴ的な「いじられ年上キャラ」のポジションで参加した方が、彼女の良さは生きるかもしれない。
 ファンの人達は彼女の早期昇格を願っているとは思うが、必ずしも早期昇格が本人のためになるとは限らないことも、これまでの48Gの歴史が証明している。そのことも踏まえた上で、運営の人々には、彼女を「める(&ちぃず)の影」で終わらせないために必要な方策を考えた上で、今後の人事を決断してほしいと思う。

2013年9月20日金曜日

ちぃずの仲間達7:山田麻莉奈〜2.5次元の合法ロリ〜

 この機会に正直に告白しておくが、あるYに二期生が出場し始めた頃、私の中で「二期生の中での推しメン候補」の一番手は、実はまりりだった。アニメ好きで、声もルックスも文句無しに可愛くて、私の中での「理想のアイドル像」としての条件を完全に満たしていたし、意外に年齢が高いことも、成長による劣化の心配が薄いという意味では好ポイントだった。
 では、なぜそこで「一推し」に出来なかったのかというと、多分、私の中で「アニメ好きメン」枠の中で、どうしても(総合的な魅力という意味で)古川愛李を越えられなかったからだと思う(これは、なおぽんやPちゃんも同じ)。私の中では「アニメ好き」はそれだけで圧倒的なプラス要素になってしまうので、無意識のうちに「アニメ好き」と「その他」を別枠で評価するようになってしまっている。その枠の中で、ある意味、「殿堂入り」状態のあいりんを越えるメンが現れない限り、アニメ好きのメンバーは「48G全体の一推し」には選べないのである。
 と、まぁ、そんな自分でもよく分からない理由で、私の中での一推しポジからは外れてしまった彼女ではあるが、それでも私の中では(48G全体の中でも)上位に位置付けられているメンバーであり、当然のごとく研究生内でも人気メンバーになるだろうと予想(というか確信)していたのだが、これが意外に伸びていないようである。
 おそらく、最大の理由は(冨吉同様)、東京キー局のテレビ番組に殆ど出ていないことだろう。いや、厳密に言えば彼女は何回か出演しているのだが、ちぃず以上に控えめな性格が災いして、全く印象に残っていない。あるY時代は、カナリア安達の横暴キャラへの抵抗という形で、それなりにキャラが立った活躍が出来ていたのだが、東京進出以降はさっぱり影が薄くなってしまった。やはり、彼女のようなタイプの魅力は、雛壇ポジションでは生きないのかもしれない。
 ただ、その状況を打破するために、谷のような「前へ前へキャラ」にキャラ変する必要はないと思う。というか、彼女はもう既に「2.5次元アイドル」として完成型に近いので、下手に弄らない方がいい。あのルックスと声があれば、それだけで十分に48Gの中では存在感が出せるし、今のポジションのまま地道に握手会と公演でファンを増やしていけば、いずれ必ず大成出来ると私は信じている。
 ちなみに、レジェンド公演では谷やみなぞうと共に「天国野郎」の一角を担うセミレギュラーであり、Party公演では「ちぃずポジ」or「あべっこりーポジ」に入ることが多い訳だが、どのポジションにおいても、他のメンバーが演じた時とは明らかに異なる「まりり領域(ゾーン)」を生み出しており、言わば声だけで空間を支配出来る天性の才能の持ち主と言える(その意味では、実は冨吉よりもむしろ彼女の方が亜美菜的とも言える)。
 そして、そんな彼女が特に敬愛するアイドル声優として、小倉唯の名前がよく挙げられている訳だが、まりりの自撮りの手法や歌い方などからも、彼女からの影響は強く滲み出ていると言えよう。正直、まりりのアニメオタクとしての知識量はさほど高くはないと思うが、「アイドル声優になれるポテンシャル(=2次元オタクに好かれる要素)」としては、48G全体の中でも、彼女が群を抜いていると思う。
 ただ、アイドル声優の寿命は(何人かの例外はいるが)通常のアイドルよりも更に短い。そこから一人の声優として生き残っていくには、どうしても一定レベル以上の演技力が必要となる訳で、果たして、博多でアイドル活動を続けることが、彼女にとってプラスになるのかと考えると、少々疑問ではある。年齢的にもそれほど若くない以上、どの段階で(しゃわこのように)上京して声優養成所に入るのか、という見極めが重要となるであろう。
 とはいえ、可愛いだけのアイドル声優など、腐るほどいるのが現状である以上、彼女が本格的に声優に転向したところで成功する保証はないし、HKTファンの一人としては、彼女にはこのまま博多で、本格的にロリBBAと言われる歳になるまでアイドルとして活躍してほしい気持ちもある。だから、彼女には今後の自分の人生について、より幅広い視点から、様々な選択肢を頭に入れながら、彼女自身にとっての最適の結論を、ゆっくりと導き出していってほしい。

2013年9月18日水曜日

ちぃずの仲間達6:冨吉明日香〜亜美菜を慕う宮崎の道化師〜

 とりあえず、今日のじゃんけん大会については、色々と言いたいこともあるけど、それはメイン・ブログの方で書いたので、こっちは空気を読まずに通常営業。ということで、前回のPちゃんに引き続き、もう一人の「宮崎メン」である、冨吉について(彼女のニックネームは色々あるけど、本人が「冨吉と呼ばれるのが一番しっくりくる」と言ってるので、ここではそれで通します)。
 彼女を語る上で、まず挙げるべきエピソードは今年の博多単独武道館のMCにおける、指原との以下のやりとりであろう。

「私、佐藤亜美菜さんみたいな王道アイドルになりたいんですよ」

「佐藤亜美菜は王道アイドルではありません」

 これが、冨吉の中で最初から(指原の返しも含めた)「ネタ」として発せられた言葉なのか、それとも、彼女の中では亜美菜スタイルこそが「王道アイドル」だと本気で思っているのかは分からない。ただ、前者であるならば、大先輩を利用したなかなか大胆かつ絶妙なボケであると思うし、後者であるとすれば、それはそれで、48G随一のトーク力を持つと言われる亜美菜を「理想像」と掲げている時点で、MC要員としては非情に期待出来る存在だと思う(まぁ、実際のところは「本音半分・ネタ半分」くらいの気持ちだったのであろう)。
 ちなみに、最近の48グループの中で「憧れの先輩」として頻繁に名前が挙げられるのは、大島、板野、篠田といった面々であるが、そこで佐藤亜美菜の名を挙げたメンバーは、おそらく、平松可奈子と冨吉明日香だけだと思う(※下記に追記)。そして、この3人に共通するキーワードとして、私は「道化師」の称号を挙げたい。常に場を和ませることを重視し、自らが「汚れ役」となったり、時にはあえて「滑り芸」を駆使することも厭わず、着実に笑いを生み出すエンターテイナー、それが彼女達に共通する特徴であると思う(無論、時にはハズしてシラけさせることもある)。
 と言っても、冨吉は決して、最初から天性の才能で場を回す能力を持っていた訳ではない。むしろ、「トミヨシビックリ」とか「ラララララ」とか言ってた頃は、村重と同程度の失笑しか起きなかったと思う。しかし、徐々に「周囲の人々のキャラを生かしながら笑いを生み出す」という術を身につけていき、Eちゃんの団地妻キャラの発掘、なおぽんの自己紹介のアレンジ(最後の「はーい!」)、ゆりや姉さんとの「トミヨシレボリューション」を巡るバトルなど、仲間との連携技でMCを切り盛りする術を身につけていき、「影のプロモーター」としての役割を担いつつある。
 ただ、残念ながら、それが彼女自身の人気に繋がっているかというと、握手券の状況などを見る限り、まだまだ知名度自体が弱いと言える。その原因は明白で、劇場公演においては「欠かせない人員」の一人となりつつあるのとは裏腹に、東京のテレビ番組には殆ど(全く?)呼ばれていないからである。あるY時代は、むしろメディア選抜要員として推されている印象であったし、コレカラ系の番組にもそこそこ出演しているのだが(この点は、ちぃずと境遇が似ている)、その時期に結果を残せなかったことで、「東京でのチャンスの順番」を後回しにされてしまったのだろうか。
 ちなみに、彼女の劇場における貢献はMCだけではない。正直、歌唱力とダンス力はそれほど高い訳でもないのだが、現時点で(おそらく)唯一、Party公演の全ユニットのアンダーを経験しており、全体曲でも様々なポジションを任されることが多い、まさに器用な「便利屋」なのである。この点もまた、本人が意識しているのかは不明だが、若い頃の亜美菜と似ていると言えよう(ついでに言えば、ルックス的にも、目元はちょっと似ているような気がする)。
 1stでも2ndでもカップリング選抜にすら入れず、現状ではK IVに入れるか否かも瀬戸際のラインだとは思うが、どのチームに入ることになったとしても、上記のような彼女の(彼女にしか出せない)特殊な能力は今後のHKTの中で絶対に必要とされると確信しているので、今後も地道に腐らずに、自分だけの道を歩み続けていってほしいと思う。

※追記
 2013年12月11日の「あるあるYYドリーム☆テレビ」にて、木下百花も「好きな先輩」として挙げてました。でもまぁ、この仮説を立証する上では、むしろ説得力が増す事例ですね。

2013年9月17日火曜日

ちぃずの仲間達5:駒田京伽〜宮崎生まれのマジカル人妻〜

 ということで、久しぶりにまた研究生の面々について語ってみようかと。とりあえず、前回が「団地妻」ことEちゃんで終わってるので、今回はその相方である「人妻」ことPちゃんについて。
 前回のEちゃんの時は「名前かぶり」の話から入った訳だが、Pちゃんの場合、「こまだ」も「ひろか」も、おそらく48G内の誰ともカブっていないのだが、「こまだ」は「こだま」と紛らわしく、「ひろか」は初見では絶対に「きょうか」と読み間違えられる上に、先輩研究生に「きょうか」がいるので、博多メンとしては微妙に厄介な名前でもある。それが理由かどうかは分からないが、結局、本名とは関係のない「ぴーちゃん(Pちゃん)」という呼び名が定着することになった訳だが(私は当初、「ひろか」→「ひーちゃん」→「ぴーちゃん」だと思っていたのだが、そうではなく、どうやら子供の頃の口癖が語源らしい)、結果的にそれで「Eちゃん」とセットで覚えやすくなったのは、幸運な巡り合わせだったと言えるだろう。
 48Gには、同じ年齢でも「早熟キャラ」と「ロリキャラ」のギャップが激しい面々が多いのだが、その中でも、いわゆる「珠理奈世代(96年度生まれ)」は早熟系が強い印象がある(珠理奈、茉夏、きょん、アカリン、むろかな、なぁな、なつ、みなぞう、etc.)。Pちゃんもまさにその典型例であり、顔そのものは別に老け顔でもないと思うのだが、年齢の割に落ち着いた雰囲気と、 ちょっとザラついた独特の声が、若くして良家に嫁いだ人妻のような不思議な色気を醸し出している。
 ちなみに、当初は「人妻」と「団地妻」の呼称が微妙に混在していたのだが、やがて、ツリ目で肉食系のイメージが強い顔立ちのEちゃんに「攻めるエロス」の代名詞である「団地妻」の呼称が定着したのに対し、ちょっと離れ目でどこか隙のありそうな(おっとりした印象の)顔立ちのPちゃんが「受けるエロス」のニュアンスの強い「人妻」と呼ばれるようになったのも、自然な経緯と言えよう。
 そして実際、それは顔だけの問題ではなく、二人の性格も反映していると思う。常に「前へ、前へ」の姿勢が強いEちゃんに対し、Pちゃんはどちらかと言うと(周囲に遠慮しているせいか)一歩引いた立場に回ることが多く、それがまた「貞淑な人妻」っぽいイメージの醸成に寄与していると思う。Eちゃんはトークで上手くハマった時の爆発力は凄い反面、(全体的に滑りキャラが多いので目立たないが)空回る時も少なくないのに対し、安定感・安心感という意味ではPちゃんに一日の長があるというのが、私の印象である(ただし、彼女も結構マイペースなキャラなので、仕切り役には向かないと思う)。
 そんな「人妻キャラ」が定着しているPちゃんのもう一つの顔が(あまり浸透していないが)、二期生の「アニメ好き四人衆」の一人ということである。中でも彼女は魔法少女系が得意分野だそうで、まどマギに対する熱い想いを語ることが多い(ただ、まどマギは「魔法少女モノ」としては邪道中の邪道なのだが)。正直、知識量に関しては、なおぽんに比べると薄いというか、軽いというか、「ちょっとオタクぶってる女の子」程度ではあるものの、公演MCなどで(Eちゃんとのコントも含めて)様々なキャラを演じようとする姿勢は、中高生オタク特有の「変身願望」の現れのようにも見える(魔法少女好きであれば、尚更その傾向が強くて当然と言えよう)。
 実際、そんな彼女の変身願望は、彼女の自己紹介における「色んな味を楽しんでほしいっちゃわ」というフレーズにも現れていると思う。魔法少女のように、変幻自在に様々なキャラに変身する多芸なアイドルこそが、彼女にとっての理想型なのであろう。その意味で、「人妻」という、あまりアイドルに似つかわしくない称号をあっさりと受け入れたのも、彼女の中では「変身ステッキでセクシーな若奥様に変身した魔法少女」のイメージなのかもしれない。
 もっとも、今のところはまだ引き出しが少ないというか、人妻キャラに頼りすぎな印象が強いのも事実なので、今後はもう少し積極的に自分を表に出していってほしいと思う。さしあたっては、冨吉と共に「宮崎キャラ」をもっとアピールしていくべきなんじゃないかな。なんだかんだで、地元票は選挙でも強いし、純朴そうな彼女のイメージにも合うと思う。こないだの公演でチラッと披露した宮崎弁も、てげかわいかったしね。

2013年9月16日月曜日

りっぴーの休養とちぃずの休養

 先週のB II公演は、彼女達のことをあるYの中でしか知らなかった私にとって、色々と新たな発見が多く、充実した内容だった。ダンスメンだと思ってたうーかが意外に歌も上手かったり、逆に歌唱力のことしか知らなかったちゅばがダンスでもイケてたり、可愛いだけだと思ってた柊ちゃんがピアノ弾いてたり、やっぱり公演を見ないと分からないことが多いなぁ、と改めて実感させられた。
 そんな中、見終わった時点で逆に私の評価を下げたのは、りっぴーだった。私の中では彼女は、ちぃずと同じ身長148cmでありながらも存在感のある個性派メンバーとして、それなりに高評価だった(あるYでも、ちゃんとバッドと絡めていた数少ないメンバーの一人だと思う)。それ故に、今回の公演でも彼女に期待して見ていたのだが、なぜか終始浮かない表情で、他のメンバーに比べてイマイチ覇気が感じられず、「あれ? こんな娘だったっけ?」と、ちょっと違和感を感じていたのである。
 その後、足の怪我による一時休業が発表されていたことを知り、ようやく納得すると同時に、よく事情も知らないままに勝手に自分の中での彼女の評価を下げてしまっていたことを、深く反省させられた。おそらく、今回の特別ウィークを最後まで16人で乗り切りたいという意志から、かなり無理して、痛みに耐えながらの公演だったのであろう(DMTで彼女だけソロパートがなかったのも、その配慮の一環なのかもしれない)。今回の休業がどれだけ長くかかるかは分からないが、ここで無理したことが彼女のアイドル生命を縮めることにならないことを切に祈りたい。

 そして、こういう話になると、どうしても7月末のちぃず休演の時と重ねて考えてしまうのが、ちぃず推しとしての本能な訳で。あの時、「何が何でも出たい」という彼女の意志を遮ってドクターストップをかけた博多の運営の判断は間違いなく正解だったと思うが、一方で、本人の意志を尊重した難波の運営も間違っているとは言い切れないと思う。
 とりあえず、この両者の状況を簡単に比較してみよう。

7月末のちぃず
・主力が遠征中で、代役がいない(15人公演になってしまう)
・アンダーとはいえ、実質的にほぼ常時センター
・別に特別な公演という訳ではない

今回のりっぴー
・研究生の代役を立てることは、おそらく可能
・曲にもよるが、それほど序列は高くない
・B IIの存在意義を賭けた重要な公演

 肝心の両者の怪我(体調)の状態の差が分からないので、一概には言えないのだが、もし仮に、「7月末の博多研公演」と「先週のB II公演」が全くの等価値であるならば、りっぴーが抜けることよりも、ちぃずが抜けることの方が影響は大きいだろう(研究生公演が15人公演となってしまったのは、おそらく初)。
 しかし、いくら建前上は「全ての公演が一期一会、全ての公演が大切」と言ってはいても、やはり、「無理してでも出演すべき公演」と「周囲に迷惑をかけてでも将来のために休むべき公演」は存在する。たとえば、誰かの生誕祭が企画されていた場合、伝染病に感染でもしていない限り、本人は這ってでも公演に出ようとするだろうし、仮に踊れない状態だったとしても、せめて挨拶だけでもと思い、ステージ上には立とうとするだろう。
 おそらく、今回のB II公演は、彼女達全員にとって生誕祭と同レベルの「絶対に成功させなければならない公演」だったのだと思う。だからこそ、りっぴーも、その後で長期(?)休養へと追い込まれることを覚悟してでも、無理して参加することにしたのだろう。不人気チームの中でも特に不人気な部類に位置付けられている現状では、将来の不安などと言っていられる状態ではない。
 一方、ちぃずの中でも、芽瑠不在時のセンターというポジションに対して、(同期が7人も選ばれた)メロン選抜に入れなかった身としては、この夏のツアー中は何が何でも一人でやりきらなければならない、という強い決意はあったと思う。だが、りっぴーの場合とは異なり、それは言わば「彼女個人の意地」にすぎない。確かに、15人公演にしてしまうこと自体も問題だが、それはHも昨年の夏に経験していたし、他店でも全く例がない訳ではない。
 おそらく、ちぃずの意識の中ではこの休演は「自分自身の評価を損なう致命的な失態」と位置付けていたのだろうが、仮にそれで傷付くものがあるとしてもそれは彼女個人の評価・イメージだけであり(実際には、別に彼女自身の評価もさほど落ちてはいないと思うのだが)、彼女以外の面々にとっては何ら傷付くことのない「ちょっとしたアクシデント」にすぎない(むしろ、じーなにとっては願ってもないチャンスでもあったと思う)。この点が、今回のB IIとの最大の違いであり、だからこそ、運営は彼女の出演を認めず、彼女としても休演を受け入れざるを得なかったのだろう。
 その意味で、怖いのは、もし今後、たとえば二周年記念公演の時などにちぃずが再び怪我や体調不良に見舞われた時、彼女は今度こそ、自分の状況を悪化させてでも出演する、と言って聞かなくなり、運営としてもそれを受け入れざるを得ない空気になってしまうのではないか、ということである(無論、これは彼女に限った話ではないが)。
 これまで、何人もの怪我人が無念の思いで48Gを去っていったことを考えると、私としてはどんな理由があろうと、絶対に彼女に無理はさせたくない。結果的に、ゆいみんのように足の怪我が治らずにグループを離脱した後、ソロとしてメジャーデビューを果たした例もあるが、残念ながら、今のちぃずには、まだそこまでの実力は備わっていない。今後も、長期にわたって劇場で少しずつスキルアップを続けていかなければならない段階である以上、ここで怪我で離脱ということになれば、そのまま芸能界引退に繋がりかねない。
 何度も言うが、私はりっぴーがB IIのために自分の芸能人生命を賭けてでも出演したこと自体は高く評価しているし、それを認めた運営の判断も間違ってはいないと思う。ただ、それは私の中で彼女が(「お気に入りのメンバー」の一人ではあるが)絶対的な推しメンではないからである。極論を言ってしまえば、りっぴーに関しては「仮に、このまま芸能界を去ることになっても、それはそれで仕方ないし、彼女にとっても最後のいい思い出になっただろう」と割り切ることが出来る。しかし、ちぃずが同じような状況になった時に、同じ様に割り切って彼女の意志を尊重出来る自信はない。
 我ながら、何とも手前勝手な理屈だとは思う。しかし、ここまで特別な(端から見れば気持ち悪いことこの上ない)感情を抱いてしまっている辺り、私もそろそろ、ニワカを卒業して、本格的なドルオタになりつつあるのだな、と改めて実感させられた。

2013年9月15日日曜日

B IIとK IV(仮)

 金曜の夜に難波のB IIが「Partyが始まるよ」公演をやったらしい、ということを聞いて、初めて難波のDMMを購入してみた。現状、全グループの中で最も知名度・人気が低いと言われているB IIだが、あるYが大好きだった私の中では、実は結構「おなじみのメンバー」ばかりだったりする。
 さきぴの声は相変わらず独特だなぁ、とか、まこぽんのおでこはまぶしいなぁ、とか、ちゅばはやっぱりピエロ三世だよなぁ、とか、むろかながアジの開きにしか見えない、とか、そんなありふれた感想を抱きつつ、散々見慣れたParty公演を彼女達が歌っているのを見て、なんだか不思議な高揚感に包まれてきた。こうやって、色々見比べて楽しむことが出来るのが、48Gの醍醐味だよね。
 さすがに、今回一回限りの急増フォーメーションなので、色々と粗があったのも事実ではあるが、後半のアーモンドクロワッサンやカモネギックスを見てると、48G最弱と言われる彼女達であっても、やっぱりダンスでは博多研よりも遥かに上だなぁ、と実感させられる(歌については、かなり個人差があるけど)。
 もともと、難波三期生だけの構成ということには、結成当初から不安視されることが多かった訳だけど、最近はシャッフルや移籍・兼任の影響で本来の一体性が損なわれているチームが多いのに対して(それはそれで面白いんだけど)、こういう「身内臭の強いチーム」って、実は私は結構好きだったりする。多分、応援しているファンの人達と一緒になって頑張っていこう、という意識が共有出来てるのが、こちらにも伝わってくるのだろう。

 そして、くしくもこの日は博多研も全員二期生の編成で同じParty公演をやっていた訳だが、今後、K IVが結成された時、彼女達はB IIと同じような「チームとしての一体性」を築けるのだろうか。無論、(みなぞう達がHに昇格する可能性もあるが)おそらくは一期生・二期生の混合チームになるだろうし、今後もドラフトや移籍などで外からメンバーが入ってくる可能性もあるとは思うから、色々と事情は変わってくると思うけど、それでも、B IIのような「一体感のあるチーム」になってほしいと私は思っている。
 ただ、その点でちょっと心配になるのが、芽瑠・美桜の存在である。B IIのメンバー達からは、「最弱」のレッテルを貼られ続けた「日陰者集団」であるが故に、その状況を跳ね返そうとする強い連帯感が感じられたが(今回の小芝居でも題材となった「思い出せる君達へ」の時の対応などはその典型例である)、博多研はろくにテレビに映ることもないメンバーが大半を占める一方で、2ndシングルのダブルセンターを擁するという、なんともアンバランスな構成となっている。
 おそらく、K IVは現在のB IIをも下回る「最弱チーム」としてスタートすることになるだろう(これは48Gの構造上、やむを得ない)。しかし、現時点で既にメディア露出や握手会人気では一期生を凌駕する立場にいる芽瑠・美桜と、その他のメンバー達の間で、B II(あるいは、かつてのE)のような「ハングリー精神」の共有が可能なのだろうか。
 確かに、B IIやEの中でも、柊や花音という「絶対的エース」とその他のメンバーでは待遇に大きな差があったが、彼女達は選抜メンバーではあっても、グループ全体のセンターを任されていた訳ではない。故に、彼女達は彼女達で、自分よりも更に推されている先輩達の背中を見ながら、いつかは自分もそのポジションに、というモチベーションは抱いていただろうし、その意味では「チーム一丸となって先輩チームを越える」という目標は共有出来ていたと思う。果たして、これと同じことが、既にグループ全体の頂点に立って(立たされて?)しまっている芽瑠・美桜を抱えるであろうK IVに可能なのだろうか?
 そう考えると、その両者の気持ちを同時に理解出来る存在としての、舞ちゃんの役割に期待すべきなのかもしれない。私は、彼女自身のためにはHに入るべきだと思っているが、K IVを円滑に回すためには、芽瑠・美桜とその他のメンバーの両方の気持ちを理解出来るであろう彼女の存在が鍵となりうる(正直、2ndから選抜に加わった4人は、基本的に空気を読まない面々ばかりなので、その役割は期待出来ない)。いずれにせよ、K IVの人事は、色々な角度から慎重に進めていってほしいと思う。

 で、実は一昨日のB II公演の後、もう一つ気になる出来事があった訳だが、それについてはまた明日の記事にて。

2013年9月13日金曜日

「キャプテン:梅本泉」の可能性

 昨日の記事の後半では「センターとしての山本彩」について語ったので、今回は彼女のもう一つの役割である「キャプテン」の側面に焦点を当てて、ちぃずが彼女に追い付ける存在となれるかどうかを考えてみよう。
 まず、48Gのキャプテン&リーダーは、大きく分けて、以下の4種類に分類されると思う(にしし・れなひょん・ゆいはんは、まだ就任して間もないので、ひとまず保留)。

・陣頭指揮型:高橋みなみ、 秋元才加、 高柳明音、梅本まどか
・背中で語る型:篠田麻理子、大島優子、山本彩
・後ろで見守る型:柏木由紀、梅田彩佳、平田璃香子、上枝恵美加
・弄られ(愛され)型:大場美奈、島田玲奈、穴井千尋

 これはあくまでも、一ファン視点のイメージなので、実際に裏でどのような形でリーダーシップを発揮しているのかは分からないが、大きく分けるなら、上二つは「牽引型」、下二つは「放任型」というイメージで私は考えている。
 「牽引型」は、どちらも自ら矢面に立ってチームを引っ張るタイプであり、キャプテンのキャラがチームカラーにそのまま反映されやすい(故に、エース格のメンバーであることが多い)。「陣頭指揮型」と「背中で語る型」の違いは、伝えるべきことを「公の場」で言葉にして熱弁するか否かの違いである(あくまで、私の中でのイメージ)。前者は、上手くハマっている時はメンバーとファンの士気を高めることが出来るが、反面、空回りすると微妙な空気が生まれる。一方、後者で全体を統率出来るのは、圧倒的なカリスマor人望を持つメンバーだけであり、そのカリスマ・人望への「信頼」が崩れた瞬間、チームそのものが崩壊する危険性を孕んでいる。
 これに対して「放任型」は、あまり自分が表に出る訳ではなく、自分以外のエース格のメンバー達に前線指揮を任せているイメージが(私の中には)ある。そして、「後ろで見守る型」は自らが母性愛でメンバーを包み込む「大人」な印象の強いメンバーであり、逆に「弄られ(愛され)型」は(頼りなさ故に)周囲の母性本能をくすぐるドジっ子タイプ、と言えば、理解してもらえるだろうか(正直、この二つもかなり線引きは微妙ではあるが)。

 で、ここまでの話を踏まえた上で、K IV候補生のメンバー達にキャプテン職を任せた場合、どんなタイプになりうるのか、ということを考えてみよう。まず、ちぃず以外のメンバーを、上記の四分類に当てはめてみると、こんなカンジではなかろうか(さすがに、中学生メンバーと、「どう考えてもキャプテンには向かない人」は除外)。

・陣頭指揮型:なおぽん、Eちゃん、おかぱん、谷
・背中で語る型:(不在)
・後ろで見守る型:みなぞう、まいちゃん、まなみん
・弄られ(愛され型):りこぴ、Pちゃん、じーな、冨吉

 こうして見ると分かる通り、陣頭指揮型の4人は空回りの危険性が高すぎるネタキャラばかりなので、あまりオススメは出来ない。なので、現実的に考えるなら、現公演を実質的に仕切ることの多い(母性愛の強い)一期生のみなぞうか、なんだかんだで皆に愛されている(弄られキャラが定着している)最年長のりこぴが、個人的には妥当な線だと思う(まいちゃんを推す声も多いが、私はむしろ彼女はHに昇格すべきだと思っている。理由はまたいずれ別の記事にて)。
 さて、上記を踏まえた上で、ちぃずがキャプテンになった場合について考えてみよう。まず、彼女は責任感が強く、色々と自分で背負い込みたがる性格なので、おそらく自分がキャプテンになったら、他人に前線指揮を委ねることは出来ないと思うし、そもそも(身長的な意味も含めて)後方では埋もれてしまうタイプだと思う。かと言って、自分の主調を他人に押し付けられる性格でもないと思うので、そうなると必然的に「背中で語る型」としてのキャプテン像を目指す道しかないように思える。
 では、果たして彼女にそのような形のキャプテンが務まるのだろうか。先日の公演において、ましろが「ちぃずは、いつも皆を仕切ってくれる」と言っていることからも分かる通り、メンバー内でのリーダーシップを発揮する機会は多いようで、特に若いメンバーからの信頼は厚いことが伺える。また、過去にも悩んでいるメンバーにメールを送ったり、フォローしたり、といった報告もあり、そういった「表に出さない形でのサポート」をさりげなくやってのける辺りも、山本彩の人心掌握術に近い。その意味で、現在のK IVの中で、あえて「背中で語る型」のリーダーを選ぶとしたら、それはちぃずなのではないか、と私は思う。
 ただ、問題は、果たしていまの彼女に、篠田・大島・山本級の「圧倒的なカリスマ」があるのか、という点である。正直、さすがに現時点での彼女にそこまで求めるのは酷すぎると思うし、また、牽引型のキャプテンは自分が矢面に立つ分、精神的なタフさも必要とするため、現時点での彼女にそこまで任せると、潰れてしまいそうな気がして怖い。
 故に、私はやはり、K IVのキャプテンは、みなぞうorりこぴが適任だと思う。若いメンバーが多いからこそ、ここは落ち着いた年長組が支えてあげるのが筋ではないかと。その上で、いずれ数年後におこなわれるであろう組閣の時期までに、ちぃずがキャプテンに相応しい器に成長して、彼女が新チームのいずれかを任される「山本彩的な存在」となっていることを期待したい。

2013年9月12日木曜日

ちぃずの目標としての「山本彩」

 昨日も書いた通り、現時点でのちぃずの目標は「山本彩」らしい。これは、彼女が自分自身のキャラを理解した上での、賢明な判断だと思う。無論、それは決して「山本彩に追い付くことは、他の主要メンバーに追い付くよりも簡単」という意味ではない。これはまだどこでも話したことがない妄想なのだが、もし、私が48Gから16人メンバーを集めてドリームチームを作るなら、センターには絶対に山本彩を起用したい、と考えているくらい、パフォーマンス重視派の私にとって、山本彩は絶対的な存在なのである。だからこそ、ちぃずが目標として掲げるべき存在として、最も妥当な存在だと私は考えている。
 正直、私はちぃずがバラエティーで大成するのは難しいと思っている。無論、これからもそういう番組に出ることはあると思うし、その時はその時で頑張ってほしいとは思うのだが、基本的に「先輩を押しのけて前に出ることが出来ない性格」であるし、「萌え企画をやりきれない性格」でもあることも一昨日のトンコツで改めて露見してしまった以上、バラエティータレントとしては(決して、笑いのセンスがない訳ではないのだが)どうしても限界がある(更に厄介なことに、そういう「不器用な性格」が好き、という私のような面倒くさいファンもいるので、メンタル面を改善することがプラスになるとも限らない)。
 そして、実はそれは山本彩にも共通する特徴でもある。彼女は、NMBの番組では独特のセンスで一定の存在感を発揮しているが、AKBの番組に出る時は、どうしても周囲に遠慮してしまって、自分を出し切れていない(この点では、明らかにみるきーに負けている)。そんな不器用さが残る彼女ではあるが、それでも、劇場やコンサートでの圧倒的なパフォーマンスによって確固たるファン層を獲得し、キャプテン兼エースという重責を担い続けながら、人気面でもNMBのトップを走り続けているのである。
 だからこそ、ちぃずが目指すべき目標としては、山本彩が最適だと思っている。無論、全てにおいて彼女と同等のレベルにまで到達するのは至難の業ではあるが(特にグラビア)、 体育会系の優等生であるちぃずが、その「不器用で実直な性格」という個性を失わずにアイドルして成功するために目指すべき方向性としては、やはり、「山本彩」こそが理想型なのである。
 また、HKT全体にとっても、実は山本彩タイプのメンバーを育成することこそが最大の急務なのではないか、と私は思っている。私は、48Gのセンターには大きく分けて「ポンコツ型(前田敦子、島崎遥香、向田茉夏)」「エース型(大島優子、松井珠理奈、高柳明音、山本彩)」「王道型(渡辺麻友、渡辺美優紀、松井玲奈、木本花音、薮下柊)」の3パターンが存在すると思っているのだが(かなり粗い分類なので、異論は大歓迎)、その中で、HKTには明らかに「エース型センター」が欠けている。末っ子グループであるが故に、フロントメンバーになっているのは、妹系・愛され系のキャラばかりで、パフォーマンスで魅了するタイプのセンターが育っていない(ポテンシャル的には村重に期待しているのだが、どうも彼女は目指すべき方向性を間違えている気がする)。
 もしかしたら、三期生の中にそんな圧倒的なパフォーマンス能力を持つ候補生がいるのかもしれないし、ドラフトでそういったメンバーを指名するつもりなのかもしれない。ただ、今の研究生組の中にも、山本彩のような実力派のエンターテイナーを目指しているメンバーがいるということを、今後の劇場公演やコンサートなどを通じて、もっとアピールしていって欲しいと思う。それが彼女自身の将来、そしてHKTの未来の可能性を広げることにも繋がるということを信じて。

2013年9月11日水曜日

ちぃずが夢を語った日

 48Gとは本来、「芸能人養成機関」であり、48G内にいること自体が目的ではない、というのが、当初のコンセプトであった。最近は「AKBに入りたい」ということ自体を目的としているメンバーも増えていると言われてはいるが、それでも、「将来の夢は?」と聞かれたら、「歌手」「モデル」「女優」「声優」「DJ」「アナウンサー」「お天気お姉さん」など、それぞれに明確な「個人の目標」を掲げているメンバーが大半である。
 ところが、HKTに関しては、インタビューなどでも、あまりそういった質問自体が投げかけられることが少ないためか、将来の目標がはっきり公表されていないメンバーが多い(特に二期生)。ちぃずもまたその一人で、彼女がどんな将来像を描いているのか、これまで明言してこなかったことが(もしかしたら、初期の公演などでは語っていたのかもしれないが)、私としては、ずっともどかしかった。
 そんな彼女が、遂に昨夜のぐぐたすで、「歌手になりたい」と明言した。これは私の中で、夜中に一人で叫び出したくなるほどの朗報であった。彼女の歌声に惹かれて、SKE派からHKT派へと鞍替えし、DMMの定額会員にもなった私としては、これほど嬉しいことはない。
 ネット上の評判では、彼女のことを「ダンス要員」として高く評価する声はあっても、歌手としての能力については取り上げられることが殆どなかった。しかし、私の中で彼女の最大の魅力は、そのキレキレのダンス能力と同等以上に魅力的な、あの独特の低音ヴォイスなのである。彼女自身が、ちゃんとその自分の潜在能力のことを分かってくれていたということが、本当に嬉しくて仕方ない。
 彼女自身、まだ自分の歌は全然上手くないと言っているし、実際、現時点で彼女よりも歌が上手いメンバーは、HKTの中だけでも何人もいると思う。だが、これまで何度も述べてきた通り、彼女のあの独特の声質は、他の誰にも真似出来ない、彼女だけの武器である。その「天賦の才」を磨き続けることこそが、彼女が芸能界で生き残っていく唯一の道であり、同時に、その才を持って生まれてきた者としての義務でもあると私は思う。
 そして、彼女は同時に、現時点での目標として「山本彩さん」を挙げているのであるが、これについてはまた明日の記事で詳しく語ることにしよう。

2013年9月10日火曜日

最近のちぃずの欠席率について

 選抜組のドームツアーが終わったことで、ほぼ固定メンバーだった研究生公演も、日によってメンバーが大きく異なる「本来の形」に戻ってきた。
 そんな中、9月に入ってから、ちぃずの出席率が妙に落ちているのが気になっている。昨日は芽瑠の体調不良によって出番が回ってきたが、それがなければ、6・9・11日と、3回続けて欠席だったことになる。無論、そんなことを言い出したら、他にも長期にわたって出番のなかったメンバーは沢山いる訳だが、これまでParty出演回数トップを独走していた彼女が、ここに来て急に出番が減ったとなると、ちょっと色々と勘ぐりたくなってしまう。
 ということで、あくまで完全な妄想というか、下種の勘繰りにすぎないのだが、私の中で思い浮かんだ可能性について、色々と書き並べてみよう。

1、体調不良(怪我?)の後遺症
 7月末に体調不良(公演では「怪我」と発言)で二日休んだ後、すぐにセンターに復帰した彼女であったが、もしかしたら、その時に無理したことの反動で、また身体のどこかに異変が起きているのかもしれない。一応、昨日の公演の飛び跳ね方を見る限り、むしろ前よりも元気になってるようにも見えたのだが、もしかしたら、現時点では異変はなくても、再発しないように大事をとって、という可能性もある。

2、学校or家庭の事情
 まだ高校生である以上、学校や家庭の事情で劇場に出られなくなる可能性もありうる。一応、昨日の時点で代役で入れたということは、少なくとも「絶対に出席出来ない事情」ではなさそうだが、彼女は7月末の負い目があるだけに、当初は別の予定が入っていても、それをドタキャンして劇場に駆けつける、くらいのことはやりかねないし、昨日のぐぐたすの更新がなかったのも、公演終了後に急いでどこかに移動していたからかもしれない(もっとも、彼女のぐぐたすが不定期になること自体、あまり珍しくはないが)。

3、運営の推し方針の変化
 これまで、ちぃずは公演内では実質(芽瑠美桜に次ぐ)3番手の扱いであったが、現在の研究生内での人気順では、メディアを通じて人気を獲得した谷、秋吉、おかぱんといった面々に抜かれているのが現状であり、運営が期待していたほどの人気を獲得出来ていない、と判断されている可能性がある。そうなると、今後、公演でも彼女の出番を減らして、もっと他のメンバーに出番を……、と考えてもおかしくはない。

4、外仕事の増加
 先月のバラエティー48での破格の高待遇や、先週のトンコツでの大抜擢のことを考えると、むしろ今、運営としては、ちぃずのメディア方面での出番を少しずつ増やそうとしているようにも見える(実際、今日も「撮影」があったと書いてある)。ただ、上でも書いた通り、昨日の公演に代役で出演することは出来ている訳だから、どこか遠方にロケに行っているという可能性は考えにくいし、他の主力メンバーが公演に出ている状態で、ピンの仕事が貰えるとも考えにくい(ありうるとしたら、やはりコレカラ系だろうか)。

5、新公演の準備
 実はもう既にK IV公演の準備が裏で進行中で、セットリストも既に確定しており、そのダンスを覚えるために、順番に主力メンバーに公演を休ませてレッスン期間を作る、という方針なのかもしれない。現状、Hが毎日動ける状態ではない以上、現Party公演の千秋楽からK IV初日までの間に、それほど日数を作る訳にはいかないので、現時点で既に水面下で準備を進めている可能性は十分にあると思う。それなら、劇場の裏のレッスン場から、急遽代理で出演することも用意であろう。

6、三期生との合同レッスン
 おそらく、そろそろお披露目の時期が近付いているであろう三期生達が早く溶け込めるように、劇場の主力メンバー達が、劇場公演をやっている裏で、彼女達にParty公演での立ち位置などを教えている可能性もあるのではないかと思う。もっとも、その場合、「今後も三期生達と接点が多くなる立場=昇格見送り」という嫌な予感がしなくもないのだが……、まぁ、さすがにこれは考えすぎか。

7、ただのローテーション
 結局、ちぃずの休演が発表されたのは3回だけで、その後の12・13・15日のParty公演には最初から名前が載っている。そう考えると、ちょっと夏休み中に酷使すぎたので、選抜組も含めて、定期的に休養日を作ろうという方針で、その最初の周期に(夏休み中、ほぼ毎日センターだった)ちぃずの休みを増やしただけなのかもしれない。

 そんなことで、何の事情も知らない身だからこそ、いくらでも妄想は湧き出てくるのだが……、とりあえず、「ただのローテーション」説が一番現実的かな、やっぱり。

2013年9月9日月曜日

栄光のラビリンス参戦記3〜初イベント〜

 ソーシャルゲームは基本的に「淡々とした機械的作業」の繰り返しなので、プレイヤーを盛り上げるために、ほぼ途絶えることなく何らかのイベントが開催されることが多い。このゲームも例外ではなかったようで、開始から一週間も経たないうちに、「魔女軍団と戦う」というイベントが始まった。
 と言っても、通常の冒険を進めていく過程で、ランダムでイベント用の敵が登場するという形式なので、やることはこれまでと大差ない。敵は全部で10種類で、それらを倒していくことで「メダル」が貰えて、それを集めることで、「メロンジュース選抜のSRカード」が引けるガチャ券などを貰える(16位以上の人々には更に特別カードが貰えるらしいが、さすがにそれは、私にとっては別次元の話)。

 で、普通はこういうイベントってのは、始めたばかりの人でもそれなりに楽しめるように、最初の頃に遭遇する敵キャラは「誰でも倒せる強さ」になっているものである。なので、既にSR以上を3枚も取り込んだ私のデッキなら、序盤は楽勝だろうとタカをくくっていた。そんな私の前に「最初の敵」が現れる。見た目はコウモリ猫っぽい、いかにも下っ端くさい風貌。
 うん、まぁ、かる〜く片付けさせてもらいますか、と思って戦ってみた訳だが…………、これが思いのほか、強い。なんとか勝ったものの、かなりの苦戦を強いられた。少なくとも、カンストRを主体としていた数時間前の(課金ガチャを回す前の)私のデッキでは、間違いなく惨敗していただろう。
 おいおい、このゲーム、無課金の人達を楽しませる気はないのかよ? と愕然とさせられたのだが、どうやら、このコウモリ猫もどきは10体中4番目の強さだったようで、その後出てくる敵キャラの中には、一撃で倒せる連中も沢山いた。どうやら、強さに関係なく、純粋にランダムで10体のモンスターが登場するシステムらしい。まぁでも、どっちにせよ、無課金で最初にこの強さの敵と戦わされたら、心が折れてもおかしくないと思う。
 そして、このイベントの敵キャラの攻撃がまた、実にえげつない。こちらのデッキの中で一番弱いキャラから順番に集中的に攻撃して、こちらの手数を奪っていくという、戦略的には正しいものの、普通、敵キャラはそういうコトしないでしょ、と言いたくなるような攻撃パターンが組み込まれている。
 更に、このイベントの戦闘では、行動力回復薬を戦闘中に使うことで、自分のデッキの面々の体力を全快させることが出来る訳だが、「とりあえず、この調子なら、回復薬を1回使えば倒せそうだな」と思って使った直後に、いきなり相手の攻撃が飛躍的に強くなって、結局、もう一度回復薬を使わなければ勝てない、という状態に追い込まれてしまう。なんつーか、色々な意味でいやらしい。

 そんなこんなで、色々と苦戦しつつも、ようやく今日になって実装された上記の「メロンジュース限定ガチャ」でSRなおぽんをゲットし、更に(ちょうど昨日の日記を更新した直後に)「SSRゆうたん←→SSRりこぴ」のトレードに成功したことで、当面の「固定ユニット」として、以下の面々が揃った。

・SSRちぃず(SSR666)
・SSRりこぴ(SSR712)
・SRなおぽん(SR1019)
・SRまどか(SR482)
・SRみなぞう(SR566)

 なんつーか、実際の絵面を想像すると、かなり身長差の激しいユニットだな。でもまぁ、割と私の好きなメンバーが集まったので、とりあえずは満足。今後は当分、本格的に課金ガチャを回すつもりはないので(冒険中に何枚か課金ガチャ券貰えるけど、なぜか私はRしか引けないし)、しばらくはこの面々をカンストさせることが目的になりそう。一応、もう少し頑張れば今回のイベントのMJガチャ券をもう1枚獲得出来そうではあるけど、(それが誰かにもよるけど)その育成は、まだまだ当分先かな。

2013年9月8日日曜日

栄光のラビリンス参戦記2〜課金ガチャ〜

 昨日書いた通り、序盤で私が費やした金額は「行動力回復薬」の1000円と「課金ガチャ(初回特別割引)」の100円で、合計1100円。しかし、これだけでは勝てない上に手持ち無沙汰という、非常に中途半端な状態になってしまった。
 で、本格的に課金ガチャに手を出してみることにした訳だが、昔から私は「引き」が弱いので、いくつかある選択肢のうち、「必ず1枚Sレアが貰える」と書いてある、「10枚:3000円」セットを回してみることにする。これなら、最低でも現在のデッキの最高戦力(カンストR)を越えるカードが1枚は手に入る。その1枚が、私のお気に入りのメンバーなら、それで良し。そうでなければ、トレードなどを通じて、出来れば「SRちぃず(欲を言えばSSRちぃず)」を手に入れたい、という思惑であった。
 ところが、ここで私は(おそらくこのゲーム中における運を使い果たすレベルの)神引きをやってのけたらしい。2ch情報によると、SRが1枚しか入っていないこともザラなようだが、今回、私が引いたのは、以下の10枚だった。

・SSRあおいたん(SSR616)
・SSRゆうたん(SSR636)
・SRみお(SR504)
・SRみなぞう(SR566)
・HRキャップ(HR391)
・HRなおぽん(HR416)
・HRいーちゃん(HR458)
・Rせりーぬ(R277)
・Rめる(R305)
・Rおかぱん(R337)

 一発目で、まさかのSSR2枚&SR2枚という大勝利。特に、あおいたんは明らかにちぃずよりも人気のあるメンバーなので、トレードに出せば誰か応じるんじゃないか、と期待して調べてみたら、案の定、私が喉から手が出るほど欲しかった「SSRちぃず(SSR666)」とのトレードを希望している人がいたので、あっさり私の(この時点での)最終目標が手に入ってしまった。
 他は、(実は私の二推しは森保なので)「SRみお」を「SRまどか(SR482)」にトレードした上で(みなぞうは結構好きなので、そのまま)、「SSRゆうたん」を(別に、ゆうたんが嫌いな訳じゃないんだけど)、まりり、Pちゃん、冨吉などの「まだR以上を確保していないお気に入りメンバー」のSSRに変えられないかと色々探してみたものの、見つからず、ひとまず保留(どっちにせよ、 デッキコスト的に入りきらないし)。
 ということで、上記の「SSRちぃず」「SRまどか」「SRみなぞう」を軸としたデッキに切り替えた結果、攻撃力が倍以上に増加し、バトルでの勝率も急上昇(ただし、コストも倍近くになったので、バトル可能な回数は半分になっている)。
 そして、ちょうど私がこの「課金ガチャ」に踏み切ったタイミングで、このゲーム初の「イベント」が始まることになったのである。

(つづく)

2013年9月7日土曜日

栄光のラビリンス参戦記1〜序盤戦〜

 HKTとしては(おそらく)初のソーシャルゲームである「栄光のラビリンス」、私もスタート初日から遊びまくってる訳ですが……、最初に言っておきます。このゲームは、はっきり言って「未完成品」です。他の同類のソーシャルゲームと比べて、映像のクォリティはヒドいし、操作性も悪いし、バランスもメチャクチャです。『ステージファイター』や『AKB48の野望』の方が、比べ物にならないくらい面白いです。
 それでもこのゲームをやる価値があるとすれば、それは「HKT48のメンバーが全員出演していること」、ただそれだけです。でも、私にとってはそれだけで、貴重な時間を費やしてでも遊ぶ価値があります。だからこそ、上記の諸々の問題点も、今後少しずつ解決してくれると信じて、殉教者のように遊んでいます。そんな私のプレイ日記を、これからちょくちょく載せていきたいと思います。何度も書きますが、(少なくとも現時点では)決してオススメ出来るゲームではありません。ただ、もし、この記事を読んで興味を持ってくれる人がいたら、私を捜して「仲間」になって下さい(「Y武」の名でやってます)。よろしくお願いします。

 まず、ゲーム内容について簡単に説明すると、ざっくり言ってしまえば、システム的には「ステージファイター」(というか、大半のバトル系ソーシャルゲーム)とほぼ同じ。「行動力」を消費して冒険を進めつつ、「攻撃力」「防御力」の数値以内のコストのキャラクターカードでデッキを組んで、他のプレイヤーとのバトルを通じてアイテムを奪い合う。もはや散々やり尽された感のあるコンセプトのシステムを、ほぼそのままトレースしている(ちなみに、なぜか「攻撃力」は「歌唱力」、「防御力」は「ダンシング力」という名前になってる。分かりにくいよ)。
 そして、キャラクターカードにはレアリティとレベルがあり、レアリティは固定、レベルは合成を通じて上昇する(他に「風」「水」「火」の三すくみ属性が存在する)。基本的にはレアリティの高いカードの方が能力値が優秀で、レベル上限も高い(これも大半のゲームと同じ)。で、そのレアリティのランクは以下の通り。

・ノーマル(N)
・ハイノーマル(HN)
・レア(R)
・ハイレア(HR)
・Sレア(SR)
・SSレア(SSR)

 プレイヤーには最初にRが1枚貰えて、以後は普通の冒険を続けることで、NやHNのカードが手に入る。無課金でもRが手に入ることも稀にあるが、HR以上は基本的には課金ガチャを使わなければ手に入らない(ちなみに、おそらく全メンバーごとに、NからSSRまでの各属性のカードが存在している)。
 さて、これまで私は様々なソーシャルゲームに手を出してきたが、実は一度も課金したことがない(ブラウザゲームでは一度だけ経験がある)。実際のところ、大半のゲームは、課金しなくてもそこそこ遊べるように出来ているし、課金しないと楽しめないと思ったゲームからは早々に手を引く、というのが私のスタンスである。しかし、今回は他ならぬHKT48のゲームである。日頃、月額DMM料金くらいしか売上に貢献していない身としては、その後ろめたさを克服するために、むしろ「課金して、運営に協力したい」という気持ちすらある。
 ただ、課金するにしても、色々な形があり、この手のゲームにおける課金は、大抵の場合「アイテム課金」と「ガチャ課金」の二種類に分けられる。簡単に言えば、前者は「行動力回復薬」などの「使い捨てアイテム」を指定して購入することであり、後者は「キャラクターカード」などの「恒久アイテム」をランダムで購入することである。いわゆる「キャラゲー」においては、後者が主な収入源となることが多い訳だが、狙ったカードが手に入るまで何万円も注ぎ込む底なし沼にハマるのは怖かったので、とりあえずは「アイテム課金」だけに絞って、行動力回復薬を10個購入することにした(1000円)。
 そんな訳で、序盤はひたすら行動力を上げて、「レベルアップによる行動力回復」だけで立て続けにプレイ出来る状態を続け、それが一段落して、「行動力上限」が「次のレベルアップまでに必要な数値」の半分以下になった段階から、回復薬をガンガン使って進める、という形で、とりあえずレベルだけは高速で上げていった。
 そして、その過程で手に入ったカードを使って、手持ちのRとHNのカードをのレベルを上げていくことにする。と言っても、初期の段階で私の手元にあったRは、以下の3枚のみ。

・最初に貰える1枚:ちぃず(R258)
・クエスト報酬1周目:まなみん(R300)
・クエスト報酬2周目:さくら(R284)

 デッキ上限は攻防それぞれ5枚なので、攻防共にこの3枚を軸としつつ、他はHNで埋めるというデッキ構成だった訳だが、案の定、序盤であっさりとカンストしてしまう。正直、途中でもうちょっとR以上が手に入るチャンスがあると思っていたのだが、クエストが2周で終わってしまった時点で、もうあとはR以上が手に入る気配がない。
 私の最大の誤算は、対人バトル報酬で手に入るカードが、R以上のカードではなく「優秀な合成素材カード」だったということである。これでは、このまま無課金で続けていても、合成素材が増えるだけで、肝心の「素材を合成して強くする対象となるカード」が全く手に入らない。
 仕方ないので、とりあえず、「通常は1回300円だけど、1回だけ100円で回せるガチャ」に挑戦してみる。2ch情報によると、そこでSRを引いた人もいるらしい。その可能性に賭けて回した、人生初の課金ガチャの結果は、

・わかちゃん(R327)

だった。うん、いや、わかちゃんは割と好きなメンバーなんだけど、ただのRか…………。とりあえず、このわかちゃんもあっさりとカンストさせてしまい、いよいよやることが無くなってきた。しかも、序盤こそ無課金でもそこそこ戦えていた対人バトルにおいても、段々と重課金組が本格的にSR以上のカードの強化を進めていくにつれて、バトルでの勝率も悪くなっていく。
 さて、どうしようか……。正直、やめるなら、このタイミングである。しかし、中途半端に課金してしまったことで、「ここでやめたら、この初期投資が全て無駄になる」という想いが募る。それに何より、今回は私は「HKTのために課金すること」自体を目的としており、金を払うこと自体が嫌な訳じゃない。ただ、課金ガチャにハマり込むことで「欲しいカードが出るまで、ひたすら何十万円も注ぎ込む」という状況になるのが怖いだけなのだ。
 色々な感情が頭の中に渦巻きつつも、最終的には私は「10連課金ガチャ」という禁断の果実に手を出すことを決意してしまうのであった。

(つづく)

2013年9月5日木曜日

ちぃず in メロンジュース

 とりあえず、メロンジュースの売上が順調に伸びているようで、一安心。正直、私の好みとしては「バタフライ>メロン>スキップ」なんだけど、世間的にもスキップより上という扱いなのかな(かなり曲調が違うから、好き嫌いが分かれそうだけど)。

 さて、そんな中、ちぃずは前作に引き続いて「あまくち姫」に選ばれた訳だけど……、正直、曲自体は悪くはないけど、ちょっと単調で今ひとつ記憶に残らないなぁ。ただ、PVに関しては、前作よりも個々人のアップが増えて、さわやかにまとまってるので、私は結構好き(前作はコンセプトは面白かったけど、いつもと髪型やメイクが全然違うから、誰が誰だか分かりにくかった)。
 でも、個人的には泥のメトロノームの方がいい曲だと思う。というか、「うまくち」と「あまくち」って、多分、前者がお姉さんチームで、後者がロリチーム、というコンセプトだと思うんだけど(姉さんとか、まりりとか、ボスとか、年齢と外見が一致しない人達は外見準拠)、ちぃずって、タイプ的には「うまくち」の方が合ってる気がするのは私だけだろうか。背が低いという理由だけで「あまくち」に入れられてると思うんだけど、彼女の持ち味が出るのは、今回のメトロノームみたいな「憂いを帯びた曲」なんじゃないかな(もっとも、今のうまくちに入れると、身長的に違和感がありすぎるのも分かるけど)。
 ちなみに、曲として一番好きなのは、実は「天文部の事情」だったりする。歌声にかけるエフェクトが強すぎて結果的に平坦に聞こえてしまうのがちょっと残念だけど、こういうベタな曲調の方が秋元詩の魅力は生きると思う。でも、一般ウケするには、もっとインパクトが必要、ということなのかな。

 一方、特典映像のちぃずの自由研究はというと……、うーん、相変わらず、地味だ。でもまぁ、今はまず「キャラ」を覚えてもらう段階だから、バスケキャラを推す戦略は悪くないと思う。ただ、出来れば、こういうガチなチャレンジじゃなくて、コンさんにアドバイスを貰った「ドリブルしながら人類の進化」みたいなネタを織り交ぜた方が良かったんじゃないかな。
 ちなみに、この企画のMVPは(指原はちょっと別格というか反則気味なので除外するとして)、植木君かな。特に面白味がある訳ではなく、素直に「凄い」としか言えない内容なんだけど、いつものふわふわキャラとのギャップが良かった。あと、じーなはそろそろ本気で、つまーずに入れてもらえるように交渉した方がいいと思う。

 そして、この2ndを通じて、研究生の序列にも多少変化が生じたようで。ちょっとまとめてみよう。

1st
選抜&カップリング:田島・朝長
選抜のみ:渕上
カップリングのみ:安倍・今田・深川・秋吉・梅本・坂口・田中・谷・山田
劇場盤のみ:伊藤・井上・岩花・宇井・上野・岡田・岡本・草場・神志那・後藤・駒田・冨吉

2nd
選抜&カップリング:田島・朝長
選抜のみ:渕上・谷(↑)・秋吉(↑)・岡田(↑↑)・岡本(↑↑)
カップリングのみ: 今田・ 梅本・後藤(↑)・駒田(↑)・坂口・田中・山田
劇場盤のみ:安倍(↓)・伊藤・井上・岩花・宇井・上野・草場・神志那・冨吉・深川(↓)

 ということで、K IVレースとして考えると、あべっこりー&まいこむが安全圏から転落し、おかぱん・なおぽん・人妻・団地妻が当確ラインまで浮上。仮に第3グループまでを確定とすると、残り2枠を「劇場盤のみ」の面々の中から選ぶことになるんだろうけど……、なかなか厳しい戦いになりそう(Hの残り1枠をどうするのかにもよるけど)。というか、正直言ってまだ(ちぃずを含めた)「カップリングのみ」のメンバーは当確とまでは言えない気もする。まさかの三期生大抜擢も、無いとは言い切れないのが48グループだからなぁ……。

2013年9月4日水曜日

ちぃずが東京に見つかった日

 今日は、ここまでの流れ通りに研究生メンバー紹介を続けるべきか、「メロンジュース」のことを取り上げるべきか、それとも最近始めた「栄光のラビリンス」について語るべきか、色々と迷っていた訳だが、それらの話題を吹き飛ばすくらい大きな出来事がテレビ界で起きた。遂に「トンコツ魔法少女学院」で、ちぃずの勇姿が放送されたのである。以前の「おでかけ」の時は村重&かよ姐に全部持っていかれて、ろくに発言すら出来なかったので、今回が実質的な「東京デビュー」と言って良いだろう。
 もともと、彼女が出演することは事前に分かっていたのだが、序盤のトーク部分ではどこを探しても姿が見えず、「あれ? これって、もしかして後半の運動会パートで数合わせ的に参加してるだけ?」と不安になったのだが、その後半パートに入るや否や、いきなり「運動担当」として堂々と紹介されるという、まさかの高待遇。おそらく、雛壇トークが得意ではないと思われる彼女の特性を生かして、一番彼女の魅力が伝わる局面での登場をお膳立てしてくれたのだろう。確かに、この方が最初から登場するよりもインパクトは残せる。この構成を考えてくれた番組スタッフ(指原?)には、心から感謝である。
 そして、企画の内容も最高だった。一戦目のストラックアウトでは、彼女の一投目がカットされてたので、「彼女の見せ場は次の競技なのかな」と思っていたら、後半で「ここで決めれば、最後の咲良の出番がないまま終了」という、バラエティー的に非常に難しい局面で登場し、「命中するもパネルは外れない」という、番組的に100点満点の神業を披露。おそらく、ただの偶然だとは思うが、あの局面であんな超展開を引き寄せる辺り、ちぃずにも着実に「追い風」が吹きつつあるのかもしれない。無論、バラエティー番組である以上、どこまでがガチなのかは分からないが、もし仮にこれが仕込みで、絶対に外れないように細工してあったとしても、それはそれでスタッフがそこまで彼女のことを配慮してくれていたということであり、それもそれで悪くない。
 続く二戦目のぶら下がり対決では、まさに彼女の代名詞である「根性」を見せつけて、圧巻の勝利。こういう地味な企画で、何のリアクションもすることなくガチで淡々と辛さに耐え続けるのは、一般的にはあまり正しい振る舞い方ではないのかもしれないが、今回の彼女に関しては「スポーツ担当」「体力担当」として呼ばれている以上(しかも、ストラックアウトで勝利に貢献出来ていない以上)、ここはガチで頑張るのが彼女の仕事である。ただまぁ、勝った時のリアクションが薄すぎるのは、さすがにどうかと思ったけど、そこは場数というか、こういう番組の出演経験が圧倒的に欠けている以上、大目に見てほしい(競技に必死すぎて、そこまで頭が回らなかったんだろうし)。
 そして、最後の三輪車パン食い競走でも、地味ながらも第二走者として、見事な走行テクニックを披露。まぁ、これは単純に小柄な方が有利だとは思うんだけどね。パンの所をもう少し早くクリアして逆転していれば、ここでも功労者として目立てただけに、ちょっとそこは残念だったけど、結果的にキャップがやらかしてくれたお陰で、実質的には彼女のパートで追い付けた訳だから、巡り合わせという意味では悪くなかった。てか、ぶら下がりの時も、実はキャップが最後の最後まで頑張ってくれたからこそ、二期生勝利の手柄がちぃず一人のものになった訳で、今回は色々な意味でキャップに感謝である。
 そんな訳で、競技では大活躍のちぃずだった訳だけど、バラエティー番組である以上、MVPは咲良で正解だと思う。武井壮だから、もしかしたらガチな成績で選ぶかとも思ったんだけど、やっぱり、この人はアスリートである以上にエンターテイナーなんだね(いい意味で)。それに、実際問題として、ちぃずのリアクションはお世辞にも上手いとは言えない。自分の勝利時のリアクションが薄いのは上でも書いたが、仲間の勝利時に駆け寄るのも遅かったし、喜びを表す動作もやや中途半端だったし、何度も谷にかぶられてテレビに映れる場面を逃していた(でも、最後のケーキの場面で話を振ってくれた彼女には感謝)。
 その意味で、今回はたまたま自分の得意分野だったから良かったものの、まだまだバラエティー番組で人気を得るには色々と課題が多い。ただ、予告編を見る限り、どうやら来週も出演するようなので、出来ればここでもう一つ、爪痕を残してほしい。

2013年9月3日火曜日

ちぃずの仲間達4:後藤泉〜センス溢れる若き団地妻〜

 48グループには同名メンバーが多いが(特に「はるか」「なつみ」「さやか」etc.)、「泉」という名のメンバーは、歴代でも二人しかいない。それが同じグループの同期で、しかも同学年というのが、なんとも運命的な巡り合わせである。そして、それがたまたま「二期生最長身」と「HKT最小」という組み合わせだったからこそ、「ちぃず」という名も生まれたと言える(ちなみに、誕生日的にはちぃずの方が月上というのが面白い)。その意味でも、ちぃずを語る上で、「後藤泉(いーちゃん)」の存在意義は極めて重要である。
 この二人、当初はセットで売り出す計画もあったようで、『あるY』にも二人一緒に出演している。なお、二人とも出演はこの一回のみだったのだが、その唯一の回でニックネームを付けてもらえたのは、ちぃずの方だった。つまり、少なくともこの時点では、明確に運営はちぃずの方を優先的に推しており(そのことは劇場公演の立ち位置からも明白)、その意味で、この時点でのいーちゃんは「もう一人の泉」「梅本じゃない方」扱いだったことが伺える(しかし、この番組内でもいーちゃんは既に、その持ち前のバラエティ・センスの片鱗は十分に発揮していた)。
 ところが、ここ数ヶ月の間で、いーちゃんの存在感が急速に増してきた来た。もともと、ルックス的には二期生の中でも明らかに「美人」の部類であるため、ネット上でのコアなファンはいたようだが、本格的なブレイクの兆しとなったのは、『おでかけ』でのまさかの「おでセン」大抜擢と、『トンコツ』での「デヴィ夫人選抜」選出であろう。それまで東京では全く無名に近かった彼女を推す声が、この二つの番組出演を機に、急浮上し始めたのである。
 と言っても、この彼女の突然の猛プッシュには(トンコツは「高身長メンバーが欲しかった」という事情もあるにせよ)明確な根拠が読み取れる。彼女は当初、劇場公演でも初日メンバーには選ばれないという不遇のスタートを切ったのだが、そこから少しずつ、MCを通じて生まれた「(実年齢以上に貫禄と色気があるという意味での)団地妻キャラ」を生かして、「バラエティで使えるメンバー」としての存在価値をアピールし続けていったのである。村重やちょりのような派手さはないが、その場の空気を読み、他のメンバーと連携しながら「笑い」を生み出すセンスは、明らかに彼女達よりも勝っており、だからこそ「外仕事」を安心して任せられると判断されたのだろう。
 そんな彼女のファンの中での評価の高さは、「めるみお不在のParty公演」が「団地Party(団パ)」と呼ばれていることからも読み取れる。本来、彼女の出演の大半は谷or秋吉ポジである以上、「めるみお不在の公演」の呼称としては、むしろ「ちぃずParty」「じーなParty」「ゆりやParty」などと呼ばれるのが自然であろう。にも拘らず、めるみお不在時ですら後列ポジションの彼女が、「めるみお不在Partyの象徴」として挙げられていること自体、公演内における彼女の存在感の大きさを象徴していると言えよう(無論、この要因として、相方としてのぴーちゃん、そしてプロモーターとしての冨吉の存在が欠かせない訳だが、それについてはまた後日)。
 一般的には、HKTは「若くてフレッシュ」が売りと言われている。しかし、ロリキャラばかり何十人も集めたところで、互いに個性を潰し合うだけである。一期生に「なつまど」という「実年齢よりも年上に見える美人コンビ」がいるように、二期生の中でも、彼女やぴーちゃん、じーな、りこぴといった「長身大人キャラ」は不可欠なのである。みなぞうを含めたこれらの「(実年齢はともかく、見た目が)大人なメンバー」がいるからこそ、年少の中学生メンバー(および中学生にしか見えない社会人一名)のフレッシュさが引き立つのであり、逆にそういった未成熟のメンバー達がいるからこそ、大人びた彼女達の成熟した魅力も、より一層伝わりやすくなると言える。
 運営もこのことに気付いているからこそ、テレビ番組への出演に加えて、明日発売の2ndシングルにおける「泥のメトロノーム」にも抜擢されることになったのだろう。ただ、歌とダンスに関して言えば、彼女は(決して下手ではないのだが)なぜか今ひとつ印象に残らない、というのが正直な印象である。それはポジションの問題もあるかもしれないが、彼女の歌声は(声量はある筈なのに)どこか「乾いた声」に聞こえてしまって、あまり私の心に響いて来ない。「低音の安定感」に関してはちぃず以上なので、彼女もポテンシャル的にはもっと歌が上手くなる才能を持っている筈であり、その点を克服して更なる表現力を身につけることこそが、(既に当確と考えている人も多いようだが)K IV入りに向けての決定打となるのではないか、と私は考えているし、そうなってほしいと強く願っている。

2013年9月2日月曜日

ちぃずの仲間達3:岡本尚子〜誇り高き変態歌姫〜

 ということで、第三弾。仲が良いのかどうかはよく分からないが(公演でもぐぐたすでも、あんまり絡んでない)、私の中では「研究生の実力派コンビ」として、ちぃずとセット扱いになっている「なおぽん」について。
 私が博多研にハマるきっかけは、「Dear my teacher」におけるちぃずの歌声だった訳だが、それと同時に、この曲中で彼女とユニゾンしている(そして、あなクリの歌唱担当でもある)なおぽんの歌声にも強く惹かれていた。正直、今の時点での完成度は、なおぽんの方が上だと思うし、アニメ好きという点においても私の中での好感度は高いし、あるYでの暴れっぷりも非常に好印象だった。
 では、なぜ彼女をイチ推しにしなかったのかというと……、彼女の場合、自分自身で「歌と表現力は誰にも負けない」と言ってハードルを上げてしまっている分、どうしても私の中では、かつてのイチ推し・増田有華と比べてしまうのだと思う。そして、さすがにまだ、ゆったんの領域までは達していないと思うし、はーちゃん、わさみん、あいりんなどの現役の本格派組と比べても、どうしても見劣りする。ただ、逆に言えば、そのクラスの面々と「歌唱力」で比較しようと思えるのはHKT全体でも彼女だけであり、それだけ私の中での期待度が飛び抜けて高い存在とも言える。
 ちなみに、アニオタとしてのクォリティに関して言えば、私がこれまで「ガチ」と認めたのは、たなみん&あいりんだけだったのだが(なかやん・わさみん・ゆいみんは「アイドルにしては詳しい」レベル)、博多のオタ4(?)の中では、彼女が一番ガチのアニメ好きに思える。さすがにまだ若い分、知識量は前出の二人には負けるだろうが、ぐぐたすでの空気読まないアニぐぐ企画などは、コメント欄のポカーン状態をガン無視してオタク話を展開するたなみんに通じる心意気だと思う。
 そして、あるYでの二回目の登場以降に開花した「ふともも大好き変態キャラ」も、劇場公演のMCを盛り上げる上で、非常に大きな役割を果たしていると思う。らいらとのキャラ被りが心配だったのだが(彼女も歌唱メンだし)、いつの間にやら「変態同盟」としてコンビを組むようになり、相乗効果で強いインパクトを与えることに成功したと言えよう。もうすぐ3期生が入ってくる訳だが、今後はあきすん的なセクハラ姐さんとして後輩を弄る方向で、若手を発掘していく役割にも期待したい。
 正直、こんなキャラで、外見的にも(まりやぎ似とも言われているが)あまり評価の高くない風貌なので、おそらく今後も選抜に呼ばれることもなく、ちぃずと共に「劇場の番人」の立場に落ち着くものかと思っていた彼女であったが、今年の総選挙の速報でまさかのランクインを果たしたことで、状況が一変した。さすがに、最終結果では速報圏外から巻き返してきた「七期の壁」に押し出されてランク外へと落ちてしまったが、その健闘を評価されて「メロンジュース」での選抜入りを勝ち取ることになる。
 これまでにも、本店総選挙の順位が支店の人事に影響を及ぼすことはSKEなどでもあったが、それらは基本的に「最終結果」の御褒美であって、速報圏内のみで彼女がここまで推されることになるとは、正直思っていなかった。実際のところ、あの速報を見た上で、博多研推しの人々の支援票が集まって、最終順位もそこそこの順位ではあったのかもしれないが(実際、私も1票入れている)、いずれにせよ、彼女のこの抜擢によって、来年の総選挙における支店干されファン達の「速報勝負」の傾向がより強まることになるのは間違いないだろう。
 正直、DMM派としては、彼女が選抜に選ばれてしまったことで、むしろ彼女の歌声を聴ける機会が減ってしまうという残念な展開になってしまった訳だが(その意味で、実はちぃずの選抜入りもそれほど望んではいなかったりする)、先日のなつ生誕祭の時のアンダー出演で久しぶりに見た彼女は、外見的にも随分垢抜けた印象で(髪型のせい?)、ちょっと驚いた。当初は「一回限りの『思い出選抜』だろう」と思っていたのだが、このままビジュアル面の強化に成功すれば、(握手券の売上も急浮上しているようだし)意外に今後も選抜候補として名前が挙がり続けることになるかもしれないとも思えてきた。そう考えると、やはり「総選挙」というイベントの重要性が、改めて浮き彫りになってくる。
 性格的には、(謙虚で自重気味なちぃずとは対照的に)生誕祭で選抜漏れの悔しさを露骨に表すなど、かなり情念を表に出すタイプではあるが、それは彼女の中での「HKT加入以前から舞台に立ち続けてきた者」としての「誇り」の現れであろう。そういうところも、どこか増田裕華に通じるものがあると思うし、そのプライドの高さこそが、彼女をここまで押し上げた原動力になっているのだと思う。その態度は(かつてのゆったんがそうであったように)時にアンチを生み出すかもしれないが、その強い志を今後も持ち続けて、パフォーマンスが弱いと言われるHKTを今後も支え続けていってほしい。
 ちなみに、ちぃずとの関係に関して言えば、あまり日頃は絡みはないが、7月末のちぃずの臨時休演の時には、現地にいなかった選抜組で唯一、彼女のぐぐたすに心配&フォローのコメントを残しており(時間帯的には、札幌ドームコンサートの終了直後)、彼女の中でも「戦友」という意識は強いのだと思う。それが、たまたまポジションが近いが故の親近感にすぎないのか、それとも、彼女の中でちぃずの実力を認めた存在であるが故なのかは分からないが、いずれにせよ、少しでも早くこの二人がまた劇場の舞台で共演する機会が訪れることを願っている。

2013年9月1日日曜日

ちぃずの仲間達2:朝長美桜〜かわいさ特化の究極型アイドル〜


 昨日に引き続き、もう一人の2期生2TOP・美桜について語ってみよう。彼女は「歌えない・踊れない・喋れない・笑うだけ」という、ぱるる・まなつ・キャップなど相手にならないレベルの、まさにポンコツの究極体でありながら、その「笑顔」だけで握手会を完売させるという、いわば異形の能力者である。
 正直、私の中では彼女の笑顔も「プロとしての作り笑い」にしか見えず(確かにそれは文句無しにかわいいのだが)、そこに「癒し」を感じることが出来ない。ただ、それでも私の中では不思議と「芽瑠の笑顔」ほどの「悲壮感」は感じない。それは彼女自身が、自分が作り出した「何も出来ない純粋無垢な天然少女」というキャラクター(仮面)を演じきることこそが、「アイドルとしての朝長美桜」としてのアイデンティティであると完全に割り切った上で、彼女自身が楽しんで演じているように見えるからである(もしかしたら、それすらも彼女の「演出」なのかもしれないが)。
 つまり、本当はパフォーマーとしての潜在能力がある筈なのに、その才能を伸ばす機会を奪われてしまっている芽瑠とは異なり、彼女は最初から「自分がアイドルと
して生き残るにはこれしかない」と、納得しているように見えるのである。だからこそ、公演に出られなくても、歌やダンスのレベルが上がらなくても、何ら苦に思う必要もなく、外仕事での「マスコット」としての役割に専念出来ているのではないか、というのが私の解釈である。
 もしかしたら、彼女も本気で特訓すれば、パフォーマーとしてもっと伸びるポテンシャルを秘めているのかもしれないが、正直言って、彼女が「あの喋り方」と「あのキャラ」を続ける限り、歌とダンスに成長は望めないだろう(特に歌は、発声法そのものを変えない限り、どうにもならない)。そして、おそらく彼女はその方面で努力することを、そもそも考えていないと思う。「あのキャラ」になる前の(バラエティー48に初出場した時のような「素」の)キャラに戻れば、本当はもっと「出来る子」なのかもしれない。しかし、「何も出来ない子」というキャラでここまで売り出してしまった以上、ここで「出来る子」へと転身すること自体が、「何も出来ない愛されキャラ」としての自分の存在価値を放棄することになってしまう。
 だからこそ、今の人気を維持するためには今のキャラを貫かねばならないし、おそらくは彼女自身も、その点は割り切った上で今のキャラを楽しんでいるのだと思う。それが、「理性的に計算し尽くされたキャラ」なのか、「本能的に周囲のニーズに応え続けた結果として生まれたキャラ」なのかは分からないが、それでも彼女は、少なくとも今後数年間は「何も出来ないアイドル」としての自分を貫き続けるのだろう(その上で、年齢的にそのキャラを続けることがキツくなってきた時にどうするのかは、まだ分からない)。
 ちなみに、意外と言うべきかどうかは分からないが、実はちぃずとも結構仲が良いようで、ちぃずの生誕祭の仕切りは彼女であったし、ぐぐたすでの絡みも多い。もしかしたら、芽瑠も含めてこの3人は「本音を語らない(弱気を見せない)スタイル」という意味で、どこか立場的に通じるものがあるのかもしれない。そんな中、ちぃずは遂に7月末の休演の際に「本音の自虐投稿」をぐぐたすに上げ、公演でも涙を流して自分の不甲斐なさを語ることで、一つの「殻」を破ったと言える。これに対して、この2期2TOPが彼女と同じように本音・弱音を語る日は、果たして訪れるのだろうか。