2013年9月4日水曜日

ちぃずが東京に見つかった日

 今日は、ここまでの流れ通りに研究生メンバー紹介を続けるべきか、「メロンジュース」のことを取り上げるべきか、それとも最近始めた「栄光のラビリンス」について語るべきか、色々と迷っていた訳だが、それらの話題を吹き飛ばすくらい大きな出来事がテレビ界で起きた。遂に「トンコツ魔法少女学院」で、ちぃずの勇姿が放送されたのである。以前の「おでかけ」の時は村重&かよ姐に全部持っていかれて、ろくに発言すら出来なかったので、今回が実質的な「東京デビュー」と言って良いだろう。
 もともと、彼女が出演することは事前に分かっていたのだが、序盤のトーク部分ではどこを探しても姿が見えず、「あれ? これって、もしかして後半の運動会パートで数合わせ的に参加してるだけ?」と不安になったのだが、その後半パートに入るや否や、いきなり「運動担当」として堂々と紹介されるという、まさかの高待遇。おそらく、雛壇トークが得意ではないと思われる彼女の特性を生かして、一番彼女の魅力が伝わる局面での登場をお膳立てしてくれたのだろう。確かに、この方が最初から登場するよりもインパクトは残せる。この構成を考えてくれた番組スタッフ(指原?)には、心から感謝である。
 そして、企画の内容も最高だった。一戦目のストラックアウトでは、彼女の一投目がカットされてたので、「彼女の見せ場は次の競技なのかな」と思っていたら、後半で「ここで決めれば、最後の咲良の出番がないまま終了」という、バラエティー的に非常に難しい局面で登場し、「命中するもパネルは外れない」という、番組的に100点満点の神業を披露。おそらく、ただの偶然だとは思うが、あの局面であんな超展開を引き寄せる辺り、ちぃずにも着実に「追い風」が吹きつつあるのかもしれない。無論、バラエティー番組である以上、どこまでがガチなのかは分からないが、もし仮にこれが仕込みで、絶対に外れないように細工してあったとしても、それはそれでスタッフがそこまで彼女のことを配慮してくれていたということであり、それもそれで悪くない。
 続く二戦目のぶら下がり対決では、まさに彼女の代名詞である「根性」を見せつけて、圧巻の勝利。こういう地味な企画で、何のリアクションもすることなくガチで淡々と辛さに耐え続けるのは、一般的にはあまり正しい振る舞い方ではないのかもしれないが、今回の彼女に関しては「スポーツ担当」「体力担当」として呼ばれている以上(しかも、ストラックアウトで勝利に貢献出来ていない以上)、ここはガチで頑張るのが彼女の仕事である。ただまぁ、勝った時のリアクションが薄すぎるのは、さすがにどうかと思ったけど、そこは場数というか、こういう番組の出演経験が圧倒的に欠けている以上、大目に見てほしい(競技に必死すぎて、そこまで頭が回らなかったんだろうし)。
 そして、最後の三輪車パン食い競走でも、地味ながらも第二走者として、見事な走行テクニックを披露。まぁ、これは単純に小柄な方が有利だとは思うんだけどね。パンの所をもう少し早くクリアして逆転していれば、ここでも功労者として目立てただけに、ちょっとそこは残念だったけど、結果的にキャップがやらかしてくれたお陰で、実質的には彼女のパートで追い付けた訳だから、巡り合わせという意味では悪くなかった。てか、ぶら下がりの時も、実はキャップが最後の最後まで頑張ってくれたからこそ、二期生勝利の手柄がちぃず一人のものになった訳で、今回は色々な意味でキャップに感謝である。
 そんな訳で、競技では大活躍のちぃずだった訳だけど、バラエティー番組である以上、MVPは咲良で正解だと思う。武井壮だから、もしかしたらガチな成績で選ぶかとも思ったんだけど、やっぱり、この人はアスリートである以上にエンターテイナーなんだね(いい意味で)。それに、実際問題として、ちぃずのリアクションはお世辞にも上手いとは言えない。自分の勝利時のリアクションが薄いのは上でも書いたが、仲間の勝利時に駆け寄るのも遅かったし、喜びを表す動作もやや中途半端だったし、何度も谷にかぶられてテレビに映れる場面を逃していた(でも、最後のケーキの場面で話を振ってくれた彼女には感謝)。
 その意味で、今回はたまたま自分の得意分野だったから良かったものの、まだまだバラエティー番組で人気を得るには色々と課題が多い。ただ、予告編を見る限り、どうやら来週も出演するようなので、出来ればここでもう一つ、爪痕を残してほしい。

0 件のコメント:

コメントを投稿