2013年9月24日火曜日

「一年以上、離脱者0」という記録

 先日、遂にHKT48の二期生がお披露目から一周年を迎えた。一年間、誰一人として欠けることなく続いたというのは、実は48Gでは結構珍しい。本店に関して言えば、(お披露目前に辞めたメンバーを除けば5期も該当するのだが)博多2期生より二ヶ月前にお披露目した14期生のみであり(現在も継続中)、48G全体ではSKE5期生の「1年半」という記録が最長である(藤本美月卒業で途絶えた)。
 ただ、本店14期生は、そもそも最初から6人しかいないのに対して、博多2期生は21人もいる。明らかに「途中である程度の人数はふるい落とす」という前提で選んだとしか思えない人数だが、それでも1年間続いたというのは、奇跡に近い。
 とはいえ、一期生に関しても、一年前のあの事件で実質的に解雇された5人以外は、誰も辞めていない。福岡で芸能人として活動する道が他にない訳ではないのだが(実際、アイドルグループは他にも沢山あるし、ゆうこす、さあやん、ういたんは今でも芸能活動を続けている)、それでも誰もやめていないということは、それだけ博多の活動環境(指導環境)が快適ということなのだろうか。
 無論、運営もバカではないので、過去の何十人もの離脱者達のことを考えて、メンバーが精神的に追い込まれすぎないように配慮はしているのだろうし、あの5人の事件以降、不祥事(?)に対する危機管理意識も相当高まっているのだろう。そういったノウハウが蓄積して、彼女等が安心して舞台に立ち続ける道を選択出来るようになっているのは、非常に喜ばしい話である。
 ただ、もうすぐ3期生が入って来る。もし、この時点で総数が「48人」を越えた場合、いよいよ過酷なサバイバルレースが始まることになるだろう。現在のHKTを卒業したとして、難波のあいにゃんのような形で安定した職が手に入る保証がどこにもない以上、現役メンバーも卒業に踏み切るには躊躇があるだろうし、そうなると、正規メンバーに上がれなかった面々は、辛く苦しい日々が続くことになる。
 誰一人欠けることなく芸能人として成功するのが極めて難しいことは分かっている。それでも、来年も再来年も、彼女達21人が(たとえ誰かが卒業することになったとしても)自分で納得して選んだ道を歩んでいることを、心から祈りたい。

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