2014年8月11日月曜日

ちぃずの仲間達27:松岡菜摘〜滑り知らずの統べる副長〜

 本当は誕生日に更新する予定だったのが、じゃんけん大会でのちぃずのまさかの勝ち上がりにより、すっかり忘れてしまっていた松岡なっちゃんについて、今更ながらに語ってみようかと(一緒に本戦に進むことになった訳だから、今後もちょくちょくまた絡むだろうし)。

 結成当初の頃は、はるっぴと並ぶ2トップ的な位置付けだったので、私の中ではかなり初期に覚えたメンバーの一人。おそらく、初期の運営の戦略としては、公演が手つなだったこともあり、「玲奈ポジ」を任せられるタイプの人材として抜擢したのであろう。実際のところ、初期の彼女は「博多のゆきりん」と呼ばれることも多かったが、同時に「博多の玲奈」としての期待もあったのだと思う(顔そのものは、植木君の方が似てるけど)。
 その後、選挙でのさくらの躍進、さっしーの移籍、二期生の加入などを経て、徐々に序列が下がっていった印象ではあるが、むしろ「綺麗なお姉さん枠」のメンバーとしては、今の立ち位置の方が自然だと私は思う(SKEの配置の方が、48Gとしては異例)。チームは分かれてしまったけど、やっぱり彼女は「なつまど」でセット売りした方が、その魅力が伝わると思うしね。
 さて、そんな彼女の最大の武器は何なのか、と考えた時に、私の中で真っ先に思い浮かんだのは、圧倒的なMC力である。初期HKTにおけるMCの面白さは「ちょり頼み」と言われていたが、しばしば暴走して、何を言っているのか分からなくなることも多い彼女をきちんと制御出来ていたのは(ラジオでの相方でもある)なつだけだった(その意味では、私は谷よりもちょりの方が、その持ち味を新天地で生かせるかどうかという意味で心配)。これは、あるY時代に「水曜日レギュラー」と呼ばれるほどに出演回数を重ねていった経験が生かされていると言っても良かろう。
 ちぃず推しの身としても、レジェンド公演の頃から、たまにちぃずがアンダーで入った時に「自分から前に出られないちぃずに、よく話をふってくれた恩人」という印象が強い。本人は「気まぐれ」「気分屋」を自称しているが、なんだかんだでチーム/グループ全体のことを考えたMCが出来るという意味では、特攻型のメンバーが多い博多のバラエティ班の持ち味を生かせる、貴重な存在だと思う(最近は、なこ絡みでなつ自身が暴走することもあるけど)。
 そして、そんな彼女のMC力を下支えしているのが、「万人ウケする声質」と「聞き取りやすい滑舌」であろう。「やわらかな可愛らしい声」と「ハキハキした喋り方」を両立させることはかなり難しいのだが、彼女は絶妙なバランスの発声法でその二つの特性のハイブリッドを実現している。当然、それは歌においても大きな武器となっているのだが、残念ながら彼女の場合、見た目のイメージに比べて声質が可愛すぎるので、彼女に求められる「大人っぽい楽曲」には合っていない、と思わされることも少なくない。
 だが、それでも彼女が、てもでもや青薔薇に抜擢されているのは、パフォーマンス中の「表情」の作り方の妙であろう。実は、私の個人的な好みだけで言わせてもらうと、タレ目があまり好きではないので、彼女の顔の造形そのものは、あまりタイプではない。しかし、公演の楽曲中の彼女の瞳が生み出す独特の世界観には、なぜか引き込まれてしまう不思議な魅力を感じる。おそらく、タレ目好きの人々が目の前で彼女にあんな表情をされたら、間違いなくイチコロであろう。その意味では、やはり彼女は「博多のゆきりん」なのかもしれない(最近は、本家にも気に入られてるみたいだし)。
 とりあえず、大組閣で「副キャプテン」に就任したことに関しては、ファンもメンバーも100%納得の人事であろう。「癒し系のキャップ」と「謎のカリスマを持つ支配人」という二人の上司の顔を立てつつ、H全体を統制出来る人材は、どう考えても彼女以外にはありえない(てゆーか、もともと旧Hの時代から、実質的には副キャプテンみたいなものだったしね)。最近は「MCでの仕切り役」を任されることも多いちぃずにとっても、色々な意味で「目標」とすべき人物の一人であると私は思う。

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