2013年12月27日金曜日

ちぃずの仲間達14:安陪恭加~天然素材の圧倒的な存在感~

 気付いたら二週間近く放置してしまって、そろそろ再開しなければと思っていたところに、あべっこりーの卒業発表……。正直、このタイミングでの卒業に関しては色々と言いたいこともあるし、これに絡めて博多全体の未来像についても語りたい気分ではあるけど、現時点で何を言っても憶測にしかならないし、とりあえず、今日のところは、卒業までもう残り三日しかなくなってしまった彼女本人の魅力について、今更ながらに語ってみようと思う。
 私の中での彼女の最初の印象は「博多のいぐっち」だった。長身で、マイペースで、たまに天然ボケが過ぎてイラッとさせられることもあるのだが、良くも悪くも独特の存在感あのあるメンバー、という印象。身体が大きい分、どうしても動きが緩慢に見えてしまうこともあったし、歌も決して上手いとは言えないので、正直、初期の頃は私の中での評価はあまり高くなかった。
 しかし、決して彼女はただの天然ではなく、彼女なりに考えて笑いを取りに来ることも多く、実際、それはそれで意外に面白かったりする。特に、一時期やってた「他のメンバーの自己紹介パロディ」は、なんだかんだで面白かったし、どんなに無理のあるモジリでも強引にやりきる姿勢は、個人的には好印象だった。なんとなく、彼女の醸し出す「ほんわかとした空気」は、同期で同い年の植木君と通じるものがあるのだが、植木君が「滑り芸」という形で徐々にそれを昇華させつつあるのに対し、彼女は「ウケるとかスベるとか以前の段階」のまま、それはそれでなぜか「芸」として成り立ってる、そんな不思議な存在だった。
 ちぃずとの関係で言えば、まず第一に語るべきは、圧倒的な身長差であろう。最近の私が身長差萌えに目覚めた原因の一端を彼女が担っていることは言うまでもない。しかも、下手するとイヤミにも聞こえかねない「上から目線の身長イジリ」を堂々とやってくれたことで、ちいずのキャラ付けにおいても非常に大きな役割を果たしてくれた。また、滅多に人に甘えることのないちいずが、彼女に対してだけはごく自然に抱きついたり、カメラの前でじゃれたりすることが出来ていたという意味でも、物理的な意味だけでなく、精神的にも包容力に満ちた「癒し」の存在であったことは言うまでもない。
 そしておそらく、それはちいずだけでなく、多くの他の後輩メンバーにとっても彼女の存在がもたらす「安心感」は計り知れなかったと思うし、これから先も、なこみくに代表されるロリメン達の魅力を引き出す上で、彼女は唯一無二の役割を果たしてくれると期待していただけに、卒業は非常に残念でならない。ただ、正直言って、モデルになるためのステップアップとして今のHKTが彼女にとってプラスになるかと言われると疑問であるし、「背が低いメンバーとの対比要員として必要だから」という理由で彼女を引き止めるのも、失礼極まりない話だとは思う。
 実際、彼女の歌とダンスはともかく、ビジュアルに関しては飛躍的に美しくなりつつあるし、今の彼女であれば、彼女のマイペースすぎるトークを知らない人が見たら、普通に「綺麗なお姉さん」に見えると思う(私の場合は、公演MCのイメージが強すぎるので、どうしてもそう見えないフィルターがかかってしまっているのだが……)。持って生まれた高身長という武器に加えて、これからどんどん垢抜けていけば、きっとモデルとしての道は開けると私は信じている。
 結局、最後まで研究生のままだったけど、「辞退」じゃなくて、ちゃんと「卒業」として送り出してくれるのは嬉しい。出来れば30日のアンコールでは、みなぞー&ボスとの「最初で最後のウィンブルドン」をやってほしいな。

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