2016年2月2日火曜日

ちぃずの仲間達31:矢吹奈子〜完成されすぎた天才美少女〜

 そう、これなのです。私がこのブログをまだ続けたいと考えた背景には、まだこのコーナーを全員分(ドラ2まで)書き終えていないから、という理由もあったのです。もう何ヶ月も放置していた企画ではありますが、一応、今更ながらに再開させてもらおうかと。

 入った当初は小学生だった彼女も、もうすぐ中三になろうとしてる訳で、時の流れは早いなと感じつつも、今でも私の中では、彼女の印象はお披露目当初とあまり変わっていない。まりあという更にエクストリームなロリ少女が加わったことで印象が薄れたと指摘する人もいるようだが、「美少女タレント」としてのなこの圧倒的な完成度と存在感は、今も昔も群を抜いている。
 顔と身長だけでなく、声も完璧すぎるほどの「子供声」であり、「年齢=芸歴」である彼女ならではの(ある意味で指原以上の)「カメラの前で空気を読む能力」故に、どんな場所でも「自分に求められている役割」をきっちりこなすことが出来る。まさに、大人が求める「美少女」の要素を全て兼ね備えている存在と言えよう。
 一方で、パフォーマー集団としてのHKTを俯瞰した場合、その大島優子を彷彿とさせるルックスも相まって、なこをセンターに据えた時には不思議な「安心感」が生まれる。それはまさに「センター」としての絶対的なオーラである。この点に関しては、めるも、みおも、はるっぴも、さくらも、そして指原でさえも叶わない。なこがセンターを務めた「ウィンクは3回」の時の「しっくりくる感」は、明らかに他のHKT曲とは比べものにならない。
 だからこそ、HKT全体の方向性として、そのままなこをセンターに据えて3rdシングルを作るという選択肢もあったと思うのだが、運営はあえてそうしなかった。みくと一緒に早々に正規メンバーに引き上げながらも、あくまでセンター候補として扱わなかったのは、かつてのめるに過度の重圧をかけすぎたことへの運営の反省なのか、あるいは、なこのあまりにも強すぎるキャラによって他のメンバーが霞んでしまうのを避けるためなのか。
 もう一つの可能性として、「今のなこ」の存在をあまりにも強調しすぎると、将来的な「脱ロリ」のタイミングを逃し、彼女の成長を妨げてしまう、と運営が考えた可能性もあるだろう。前述の通り、今のなこはあまりにも「女児」としての完成度が高すぎる。この点に関しては、最初からコメントのセンスなどを通じて「ギャップ売り」していた秋吉ちゃんや、比較的早い段階から他のメンバーに噛み付く「狂犬の牙」を垣間見せていたしのっちとは違う。彼女達はそれぞれの持ち味を生かせば、今後比較的スムーズに「大人キャラ」への転換が可能になるだろうが、なこは「今のなこ」が完成されすぎているが故に、将来的にここからどうキャラ変していくのかが、非常に難しい。
 その意味では、もしかしたら、中学卒業くらいのタイミングで卒業して、間を空けてから再デビューした方が、彼女自身にとっては良いのかもしれない。だが、HKT(というよりも48グループ)の「芸能人養成機関」としての役割を考えれば、「なこをHKTにいながらにして成長せさせること」こそが、本来果たすべき使命であるようにも思える。
 おそらく今後も、HKTは次々とロリ系メンバーを発掘していくことになるだろう。だからこそ、なこのような才能溢れる少女達(およびその保護者の人々)に、「HKTに入れば、きちんと『末長く活動出来るタレント』として育ててもらえる」と思わせることが出来るかどうかが、「若さ」を売りにしてきたHKTの今後の最大の課題であるように思える。自分を慕って東京から福岡まで追いかけてきた天才美少女を、いかにして「次の段階」へと成長させることが出来るのか、指原支配人の手腕にこれから先も注目したい。

0 件のコメント:

コメントを投稿